阿賀町議会 > 2015-12-14 >
12月14日-02号

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  1. 阿賀町議会 2015-12-14
    12月14日-02号


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    平成27年 12月 定例会(第1回)          平成27年第1回阿賀町議会12月会議会議録議事日程(第2号)                  平成27年12月14日(月)午前10時開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(14名)     1番  斎藤 栄君      3番  小池隆晴君     4番  入倉政盛君      5番  清田輝子君     6番  佐久間勇夫君     7番  山口周一君     8番  斎藤秀雄君     10番  五十嵐隆朗君    11番  石川太一君     12番  石田守家君    13番  宮澤勝見君     14番  神田八郎君    15番  宮川弘懿君     16番  猪俣誠一欠席議員(2名)     2番  長谷川良子君     9番  伊藤武一君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長         神田敏郎君   副町長        波田野正博君 教育長        清野一男君   会計管理者      渡部久美子君 総務課長       渡部和茂君   町民生活課長     星 利昭君 健康福祉課長     神田一秋君   農林商工課長     関  仁君 建設課長       阿部義照君   水道技術管理者    清野康弘君 消防長        後藤栄一君   学校教育課長     阿部誠二君 社会教育課長     斎藤祐之君   農業委員会事務局長  長谷川忠市---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長       阿部時也    書記         徳田広樹 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(猪俣誠一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 欠席議員は2番、長谷川良子君、9番、伊藤武一君の2名です。 なお、2番、長谷川良子君については、出席停止中であります。 これから本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(猪俣誠一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元にお配りしたとおりであります。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(猪俣誠一君) 次に、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため求めにより出席した者は、これもあらかじめお手元にお配りしたとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(猪俣誠一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本定例会議の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって、10番、五十嵐隆朗君及び11番、石川太一君を指名します。---------------------------------------一般質問 ○議長(猪俣誠一君) 日程第2、一般質問を行います。 12月11日に引き続き、一般質問の終わっていない方から行います。 順次発言を許します。---------------------------------------神田八郎君 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。          〔14番 神田八郎君登壇〕 ◆14番(神田八郎君) それでは、私のほうより3点ほど通告いたしております質問をしたいと思っております。そのうち、私は今回非常に質問を簡単に自分で書いたなと思っておりますので、2点目のシャッター街からの脱却をということで、地域おこし協力隊員のことをちょっとだけ書いてありますけれども、そのことについても付言して質問させていただきたいと思います。 それでは、まず第1点、町内に公園及び遊具の設置を。 町の議会だよりで「町民のひろば」の欄があります。その中で若いお母さんたちの「私もひと言」の文章も載っております。「公園の整備と遊具の設置を」の複数の声であります。その声を聞きまして、旧三川地区ではどうなのかなということで、私も改めて、ふだん余りそういうことは感じていなかったんですけれども、そういうことで回らせてもらいますと、遊具があるというのは旧三川地区では石戸区しかありませんでした。 少子化の叫ばれる中、その資金面の支援のみならずこういう幼い子供たちの遊具というものの整備も、これは大事なことだなとつくづくと痛感させられました。 次に第2点目、シャッター街からの脱却を。 かくいち本店の利用法の説明が、先般2回ほど担当課からありました。そこは寄附をされた店ではありますけれども、利用方法といたしまして、地域おこし協力隊員ご夫妻がそこに入って、その活動拠点としたいという説明がありました。そのことで、あそこは本当に中心街でいいところだなという思いではあったんですけれども、このシャッター街化ということが非常に私も頭にありましたので、たまたまにこのある記事といいますか、長野県佐久市の岩井田町商店街のシャッター街からの脱却という記事を読みました。 その商店街は、脱却の方法といたしましては、簡素化しましたので、その商店街の人たちが、商店は自分たちのためだけではなく、本来お客様のためのものだということに気づいて、アンケート調査を早速この地元の方たち5,000世帯を対象に行ったそうなんですけれども、そしてその地元のお客さんのニーズを知って、商店街の人たちが一致団結・協力をして活性化に取り組んだというお話です。これはまた後で詳しく話しますけれども、さらにそれにとどまらず、そのところで、子育て支援、寺子屋塾、不登校児童支援、高齢者の相談相手という、本来の商店街の人たちのでない仕事までをやられたということで、シャッター街化から活況を呈している現在だと聞いております。ぜひ一度研修に行ってみたいなと思っておりますけれども、今回の協力隊員の拠点場所というのは地理的に本当に中心部でありますので、これらも単なる隊員の拠点云々にとどまらず、ぜひ参考にしてはいかがかなということでございます。 3点目、築堤の壁に一考をということで、4年前の新潟・福島豪雨では大変甚大な災害を受けました。それを受けて現在、着々と築堤工事が進められております。あと残すところの区間といいますと、石間区と白崎区となっております。 堤の完成箇所で非常に気になる点があります。川口区と白崎区での巨大なコンクリート壁コンクリート壁であります。それが大きく立ちはだかっております。安全面では申し分ないのですが、景観という面から見ると、本当にもうこれどうしたものかと息が詰まるような、よく皆さんが言います、何やら監獄に閉じ込められたようだという話をよく聞くんですけれども、何か工夫はできないかなということで、一例としましてあそこに児童の絵を描くとか、何か配慮、一考はできないものかという質問であります。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。          〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) おはようございます。 それでは、神田議員さんのご質問にお答えしてまいりますが、初めにこの町内に公園と遊具の設置をからお答えさせていただきますが、二十数年前、小学校のグラウンドあるいは地域の公園等にブランコすべり台あるいはジャングルジムというようなことが多く設置されたということは皆さんもご記憶の中にあるんではないかなと思っておりますが、全国的にすべり台からの転落・落下等による重大な事故が相次ぎ、そのたびごとマスコミ報道され、また、2002年には国土交通省による都市公園における遊具の安全確保に関する指針などが制定されまして、同12月には事業者団体による遊具の安全に関する基準なども策定されたところであります。 厚生労働省が調査した平成8年度から12年度における遊具による事故は、全国で2,167件が発生したと言われております。事故の多い順に、すべり台、鉄棒、登り棒あるいはブランコジャングルジムというようなことでありますが、事故の多くが落下・転倒事故で、中には金属に指を挟まれる重大な事故も発生しているということでありますし、遊具設置者の多くが日常管理、事故への対応が難しいことから、全国的には遊具の撤去が進められたという経緯もあるわけでございますが、町内における公園の設置数につきましては、現在森林公園や農村公園が27カ所ほどございます。阿賀町でも子供の多い行政区からは現在も遊具の設置要望もございますが、遊具の点検管理、利用時の保安管理が難しく、こうした過去の経緯もあることから、町が管理する公園等は芝生広場や地形等を利用した安全な簡易な遊具を設置しているというのが現状であります。 遊具は子供の成長にとって欠かせないものでありますが、安全も考慮し設置しているところでありますので、この辺のところはご理解いただきたいというふうに思っております。 石戸区については、これは阿賀高原ゴルフ場の造成当時、これに担当された業者のほうから区に寄贈を受けたというものでございます。そして区によって管理されてきたという経緯があるわけでございます。 2点目のシャッター街からの脱却でありますけれども、旧石部邸につきましては、地域おこし協力隊活動拠点として活用するため現在進めているというようなお話はご質問のとおりでありますが、地域おこし協力隊の活動につきましては、阿賀町の特産品づくりに取り組んでいただくとともに、地域を初め観光客等の皆様との交流が積極的に図られますよう、その拠点施設の活用を検討していかなければならないものと考えているところでもございます。 全国には、商店街の復活等の成功事例は幾つでもございますが、行政の支援、力添えもあったものというふうには考えられます。しかし、商店街の復活には、商店街そのもの、皆様が中心となって積極的に取り組んできたという経緯はどの商店街においても同じではないかなと、こういうふうに思っております。 この改修事業により、今まで閉店していたお店が新たに開店するわけでありますので、これがきっかけとなって商店街のにぎわいにつながって、その振興が図られるということになってくれればと期待するところでもございます。 しかしながら、一つのお店だけではなかなか効果的ではないものと思われますので、商工会あるいは商店街、商店及び地区の皆様と連携することによって、商店街の振興及び交流が図られ、最終的には地域の振興・活性化につながるというものに大きく期待したいというふうに考えているわけであります。 3点目の、築堤の壁に一考をということでございますが、ご案内のとおり、平成23年7月の水害による河川災害復旧工事は着々と終盤に向かって進んでいるところでございます。 神田議員のご指摘のとおり、川口地区と白崎地区では、地形的または用地的なこともございまして、限られた中で大半が特殊堤で施工されているわけであります。関ベン付近では最大の高さで6.5メートルものコンクリート塀が立ちはだかっているというのが現況であります。こうしたことから、通行する車から圧迫感を受ける景観ではないかとは思いますし、おっしゃるように私もそういうふうなことを言ってきているわけですが、刑務所の塀と同じような感じがするんではないかというようなことは言われるとおりかもしれません。 こうした無機質な壁を、何かやっぱり安らぐといいますか、そういった柔らかな感じが出せないものかということは前々から私も考えておりまして、将来の子供を担う子供たちから絵を描いてもらうのも一つの方法だなどとは言ってきているところであります。通行する人に阿賀町をアピールすることもあわせて、こうしたことも考えていくことは、また大きなインパクトもあるんではないかなと思われます。 いずれにいたしましても、まだ完成に少し間があるようでありますし、全体を見通しながらよりよい景観をつくり上げるために、皆さん方のご意見も参考にしながら、どうした対応がいいか、また管理者の新潟県との協議もございますので、そういった協議も重ねながら、一挙にこれを解決するというわけにもいきませんでしょうから、できるところから逐次進めていければなというのが今、現況であります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) まず質問の第1項目の、町内に公園と遊具をということで、やはり事故というのが一番大きいということも、私もそういうことがあって、非常に自治体といいますか行政のほうでは慎重にということも私も想定しておりました。ではあるんですけれども、余りにも阿賀町を歩いてみますと、もう撤去されたりして本当にないんですね。 先ほど町長が言われましたように、石戸区は阿賀高原さんのほうで区のほうに寄附をしたということです。たまたま私も石戸区の遊具の、ちょっとあそこは道路が高くなりましたけれども、遊具がちょっと下になっているんですが、たまたま通ったときに、その遊具のペンキ屋さんが色塗りをしておりまして、非常に鮮やかな色になっておりまして、現にやっているところに通ったんですけれども、あれ、ここ遊具があったんだと思って話を聞きましたら、これは阿賀高原さんが区のほうに寄附をして区のほうで管理をしていますということで、であればと思ったんですが、行政が設置して云々するといろんな責任問題云々があるんですけれども、そういう要望というものを聞いて、特に年齢の低い地区、旧三川でいえば阿賀野団地あたりが非常に若いご家族がおりますので、そういうところに要望どうですかと、そのかわりあなたたちに管理ですよと、そういう責任云々と言われたら困りますよというような、それこそ調査をしてといいますか、そういうことで設置はどうなのかなというふうに、その話を聞いて逆に思ったんですけれどもどうでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長
    ◎町長(神田敏郎君) そういうこともあるかと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) であればそういう方向でぜひ検討してもらいたいなと思うんですけれども、たまたまこの先回の阿賀町議会だよりのこの42号の「私もひと言」の中で、「私の住んでいる近くに御前ケ鼻公園があります。自転車に乗ったり、木道をかけっこしたりして遊んでいるのですが、遊具はありません。「ブランコがあったらもっと楽しいのになぁ…」という小さな子供の声が届きますかね…。」ということで終わっている。「…」で終わっているんですけれども、そういう事故云々を考えると何もできないということなんですけれども、ぜひ前向きに検討していただきたいなと、そんな感じでおります。 たまたまにこの平堀と向ノ島ですか、上川のところの、ちょっと行ってみたんですけれども、平堀では農村総合整備事業ということで、平成15年にあそこではでき上がっている公園なんですけれども、ちなみにあずまや、トイレ、いわゆる上る鉄棒とか、ミニすべり台、バーグというんでしたか、それらのものがあるんですけれども、上川のほうでもそれらのものがあります。仮にここで事故があったという場合は、責任はやはり行政でしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それは誰が設置した云々にかかわらず、例えば今の石戸についても用地的には町のものであります。そういった観点からすると、誰が責任かと、その責任をばかり考えてつくるかつくらないかではなくて、いかにこれが皆さんの必要に、供されることによって子供たちの喜びも感じられるというようなことが大事なんだろうと思いますので、この点、その事業によって入れたものについては問われるのはやっぱり設置者になるでしょうから、そんなことをおっかながってやっているんじゃなくて、どの程度の必要があり、誰がそうしたこと、日常の管理というか見てくれるかというようなことをいろいろな問題を解決しながら設置していかなければ、なかなかこれに応えることはできないんではないかと。例えば、今の農村公園や何かの場合に、事業をやる上において、一方ではそういった公園も附帯事業としてつけるような指導のある事業もあるわけです。 先ほどの阿賀野団地についても、御前ケ鼻ですか、あの辺のところの整備をして、せっかくここにこうした団地ができると子供も大勢になるだろうということもあって、あそこに排水をためる池もあるわけですが、こうしたことも場合によっては公園的な要素もあるけれども危険な要素もあるということで、厳重に有刺鉄線を張りめぐらせているわけです。それでも中に潜っていくのがたまたま見受けられると。あるいは、御前ケ崎の場合はもうすぐ一方は断崖になっているというようなことで、安全に配慮をしながらいかにしてそういったところに近づかないようにできるかというようなことも配慮しながら、公園的な要素も見ながら整備をしてきたというのがそれぞれの経緯でありますから、これを整備に当たっては、当然行政がやってくれば責任は我々のほうにあるだろうというふうに思われますし、また、事故等の対応にもよって責任のあり方というのは違ってくるんではないかというふうには思われます。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) そういう事故、責任問題云々だけで設置を控えているわけではないという答えでしたけれども、今の御前ケ崎、私もあの場所は目が届かないのであの場所はちょっと危険かなという思いで見てはいるんですけれども、同時に、たまたまその区の要望、子供たちがいるところの要望で設置をする、区が管理をする、子供たちはすぐ成長しますので、ある程度子供たちがいなくなったら、さらに次の集落が人数が多くなったらそっちまで移動するというような、こういうこともいいのかなと、全部ばーっときれいにやるんじゃなくて一、二カ所というような感じで遊具等を移動させる、設置した場合ですけれども、これなんかも私はいいのかなというふうに、置きっ放し、設置しっ放しじゃなくて、そういう方向もいいのかなと思うんですけれども、一応念のために。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そんなこともあるでしょうけれども、公園を持ち歩くなんていうのは余り聞いたこともありませんし、その辺のところは臨機応変に対応することなんでしょうね。 それから、今の責任問題については、年齢もいるんですよ。親の責任の部分があるときもあるわけですから、そういう部分もあって、それは必ずしも設置者、いわゆる設置にふぐあいがあって、いろいろ指摘も受けながら整備をしなかった、あるいはそれに対応していなかったといったような場合の責任は当然設置者にもあるでしょうし、本来幼児の面倒は誰が見るかと、幼児の事故にあってはどうだということもあるでしょうから、そういうこともあって多様であるということも、子供の場合のそうした施設をつくるに当たってはそういう配慮もやはり欠くことはできない要件ではなかろうかなと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) 旧横越町ですか、今江南区になっているんですけれども、横越公園というのが近年できたということで、私もちょっと行ってみたんですが、すばらしい、広い、面積的には1町歩というか、かなり広いところに土盛りの山があったり、やはりすべり台があったり、ブランコがあったり、ベンチがあったり、トイレがあったり、あるんですけれども、ジャングルとかあるんですけれども、そこに駐車場があって、立て看板がありまして、見ましたらどこにどういう配置があるかというのと同時に、最後には犬のふんは処理してください、バーベキューやらないでくださいといろんな注意事項があって、最後に見たら江南区建設課となっていまして、これは行政のほうで設置したのかというふうに思ってきたんですけれども、いろんな意味で、町長も今、責任問題はお互い様だというのもありましたけれども、すばらしいのができているなと思って帰ってきたんですけれども、そういうすばらしいもの云々ではなくていいんですが、ぜひその地区の要望等々あったら前向きに検討していただきたいなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 現実にそういったことに沿った場合に、また検討させていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) それでは2点目の、シャッター街からの脱却をということで、地域おこし協力隊ということも関連してちょっとお聞きしたいと思います。 あそこのかくいち本店は、農林省課の担当課の方の説明ですと、若いご夫婦ということで、カキを加工したというようなものに非常に関心がある方たちの若いご夫妻なので云々という説明がありました。当初は、ああそうなのかと思って、あそこは非常にいいところだよなと思いながら、さっき質問の中にもありましたように、この佐久市の岩村田本町商店街という記事を見ましてちょっと見てみたんですけれども、ここもかつては新幹線が通ったり、高速道のインターができたりということで大型店がどんどんできてきたらしいんですけれども、大型店がちょっと退却をしてシャッター街化が進んできたということなんですが、そこで商店街の方たちが、商店とは誰のものなのかということを真剣に考え始めて、これは自分たちだけのものではないと、商店街はお客様のものだということにだんだんと気づいてきて、そして5,000世帯あるらしいんですけれども、どんなものを扱ったらいいのかというアンケートを実施しましたら、生鮮食品等いろいろ出てきたらしいんですけれども、しからばということで商店街の人たちが何人かで月2回だけ、まずとりあえず要望に応える店をオープンしたということから始まったらしいんですけれども、月2回ですので、試行錯誤で始めたらしいんですが、やっているうちにお客さんもふえてきたということで今度は空き店舗を利用して、さっき言いました、今度は子育て村というものを開いて短期的な託児所的なことをやったり、母親を対象に講演会をやったり、昔遊びをやったりと、地域みんなで子供を見守る子育てということにも力を入れ始めたということで、地域の人たちが非常に注目し始めたということなんですね。それはあくまでも地域の方たちなんですけれども、先ほども町長も言いましたけれども、あくまでも地元方が大事だと、いきなりよそからぽんと来てということはもちろん私もわかります。地元の人たちが本当に力を合わせないとだめなんですけれども、せっかくあそこで商売をやられるのですから、行政も関係するので、何とかいろんな人が集まれるような、サロン的なといいますか、ただ、自分たちが食べていくということも大事、大切なんでしょうけれども、確かによそから来た人にいきなりというのは難しいかもしれないんですけれども、どうせ行政も関係していることなので、少しでも活性化になるような、そういう方向で何か尽力を、助言はできないかなと思うんですがいかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 常に助言はしているつもりでもありますし、活性化については取り組みをしていきたい、今回この寄附を受けた旧邸にそうした拠点をつくって、必ずしもそれが商店街の活性化につながるかつながらないかというのは、そこに住んでみて、それを一つの足がかりにして呼び込むことは何が必要かということの参考にしていくということも大きな要素ではないかなというふうに思っておりますので、何を言わんとするかということについては、理解はできますので、その辺のところは今後のひとつ参考にさせていただきたいなと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) せっかくですので、もう少しこの取り組みを紹介させてもらいたいと思うんですけれども、これはもうびっくりするんですけれども、そこで寺子屋塾ということで、高校3年生くらいまでを対象に絵を教えたり、書を教えたり、生け花を教えたり、そしてまた不登校児もそこで、あるいはひきこもり、発達障害、そういう子供たちをも面倒を見るといいましょうか、大勢の人たちが協力し合ってやってきたということで、なお、その地元の人たちが、じゃ、俺も協力する、俺も俺もということで活性化につながっているという話ですので、ただ単純に商売だけではないんだなとつくづくと思わされたんですけれども、当阿賀町ではいろんなところで、いろんな分野でそれぞれ今言ったことをやっておりますけれども、そういう発想を変えたといいいますか、これも非常になるほどなというふうに思わされたなと思っております。 先ほどの地域おこし協力隊隊員のことでちょっと質問させてもらいたいんですけれども、当町も隊員の数が非常にどんどんふえています。報告聞くたびにあれにこれ、センドウさんでしたか、センドウさんの夫婦が有害鳥獣対策。我々自身もつかみ切れない、語る会でも何しているの、どこにいるの、どこに住んでいるのと言われても答えられないです、我々も。ですので、そういうもはや10人くらいいるんでしょうか。ですので、個人情報云々もあるのかもしれないんですが、隊員の名簿というんでしょうか、年齢とか名簿、どういうことに携わっている、そういうものの一覧といいましょうか、もし差し支えなければこの議会が終わるまでに何とか皆さんにと思っているんですけれども、議長、それは最後に諮ってもらいたいんですが。 そういうことで、たまたまきのうの新聞、おとといかな、佐渡の協力隊員の記事が出ておりました。あそこでは佐渡市で18名という隊員がいて、これは国の政策で2009年から総務省が特別交付税を利用してやっていますということなんですけれども、本当に地域の人には期待されているということで頑張っているんですけれども、そういう隊員の定期的な会合というんでしょうか、そういうものはやっているんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは隊員に多様な仕事についてもらうために呼んでおりますから、今ここで一緒になることもあるでしょうし、特に情報交換をしなければならないというものではございませんし、ただ、同じところに2人、3人といるのはもうしょっちゅうそれはやっているでしょうし。ただ、同じこの協力隊員としてこういう人が、皆さんが入っているんだということでの情報交換をするということは、私も今担当のほうにも言っておりますし、また皆さんとこの情報交換をするという機会はつくらなければならないということで対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) 佐渡市では定期的にやはり隊員同士の会合というものを開いているそうです。18人もおりますので、うちらも10人でしょうかおりますので、今町長言われたように、定期的なそういう会合もそうでしょうし、我々との交流会というんでしょうか、これもやはり、我々も知らないと支援もできないというところもありますので、個々の議員がそちらにぽんと出向くというよりも、そういう交流会もぜひ、今町長言われたように前向きに検討していただきたいなと思っております。 当時やはり、また先ほどの原点に戻りますけれども、その人たちだけにやれというのはこれはだめだと思うので、我々もあるいは住民も一生懸命支援していかないとだめなんだろうなと、こう思っております。 佐渡ではもう任期が終わった女性が、とてもお年寄りを置いて去れないと、東京に帰れないということで定住しているということも出ておりましたし、また、地元の人と結婚して残っているということも書いてありましたので、そうなるように、やらせっ放しではなくて、我々もそうですし、行政もいろんな意味で、物心両面から支援するという、当たり前のことですが、これは非常に大事ではないかなと思っておりますので、またその方向でやっていただきたいと思います。 あとはいいでしょうか、先ほど議長に言ったんですが、隊員の……。 ○議長(猪俣誠一君) それは今…… ◆14番(神田八郎君) いいですか。 ○議長(猪俣誠一君) 一般質問が終わりましたら、皆さんに休憩した中で諮らせていただきます。 ◆14番(神田八郎君) それから、3点目の先ほどの築堤の壁に一考をということで、町長は毎日あそこを通っておりますので、非常に実感されているということを、先ほどのこういうことも考えていますという、そういう方向でぜひ検討していただきたいなと。ずっと、絵を描いたら描きっ放しという方法もありますし、定期的に変えるというか、絵であればですけれども、そういう方法もあるのかなと。いろんなことができるかと思いますので、ぜひ前向きに検討をお願いしたいなと思っております。 議長、最後ですのでよろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 絵がいいのか、何がいいのかというのもあるでしょうし、また、場所によっては横を向いて交通事故を起こすようなことがあってもなりませんし、そういった点を十分考慮しながら、また、今おっしゃるように、塀に描いた場合に何年、そう長いことそのまま保持できるかというと、なかなか、かつてボート場の艇庫の石垣のところにペンキで描いたこともあるわけですけれども、そう長もちしないんですね。そういうこと。あるいは最近は、じかに描かないで何か張るものでもってやってそれを取りかえるというようなこともあるようでありますから、いろんな手法があるんだなということを思っておりますし、何といっても県当局とどの辺をどうだというようなことをあわせて、私はやっぱり子供たちが非常に興味を持ったり、あるいは観光客がそれこそそれを見ることによって全体を知ると、阿賀町の全体を知るというようなことがあってもいいのかなとも思いますし、いろんな手法があるんではないかなと。利用の仕方ですね。そういうことは考えながら、全てでき上がるのが28年度にもずれ込むんでしょうけれども、できた部分からでもそういうことが可能かどうか含めて検討していきたいと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 14番、神田八郎君。 ◆14番(神田八郎君) 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、14番、神田八郎君の質問を終わりますが、皆さんにお諮りしたいと思います。 今、14番、神田八郎君から、地域おこし協力隊の名簿、交流等の提出の対応を諮っていただきたいということでございましたので、暫時休憩した中で皆さんと協議したいと思いますが、いかがでしょうか。 △休憩 午前10時39分 △再開 午前10時44分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ皆さんにご報告します。 休憩の中でお話ししましたように、あす、議会運営委員会のほうから地域おこし協力隊の皆さんを紹介いただけるということでよろしいんですよね。 そのほかに、それでは神田八郎議員のほうからお話がありました名簿等も一緒に添付してお願いいたしたいと思います。 この件につきましては以上で終わります。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △宮澤勝見君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、13番、宮澤勝見君。          〔13番 宮澤勝見君登壇〕 ◆13番(宮澤勝見君) 先般、通告申し上げておきました東蒲原郡森林組合への貸付金のことでお伺いをしてまいりたいと思います。このことについては、おおむね森林組合に短期借入金7,500万のうち7,000万を町が貸し付けるという問題であります。 私は今までの町の一連の流れの中で納得し得ないことがいっぱいあって、それで最初からこの件には乗れませんということは申し上げてまいりました。今、通告書の中身に入る前に、町民の皆様へも細かいこと、今までの流れを若干申し上げてから通告書のほうに入っていきたいと思います。 このことは、全員協議会の中で情報提供ということの中から持ち出してきたわけであります。情報提供というのは受ける側が何だろうと期待をし、そして聞いた後で、これはいいな、これならそうも思いたいなという、心満つるものがあってこそのものであるかなと、そんなふうに考えているんです。 しかし内容は、ほかの情報に名をかりた、全く、組合のお金を貸すことへの根回しだったと、こう言わざるを得ません。その根回しも、町長がこれほど大事なものであれば、2回やりました。その2回のうち町長が、これお願い事なんですよ、はっきり言ったら。町長のほうから。単なる情報の提供じゃありません。そういうものに対して、町長が一回も名前を出さず、職員だけにこのことを出してきたというのは甚だ、これはとにかく言葉であらわせば、不可解、不理解、不愉快きわまりないことであると私は感じております。言ってみれば、これはまさしく議会軽視、私ら議会のほうとしては自負しているんです。そんな観点からいうと議会軽視にほかならないということを申し上げておきます。 その根回しの中身は、当初は森林組合へ、上川地域上条中学校跡地に森林組合の事務所、工場があるんですが、その土地、いわゆるグラウンドなんですが、あの土地を森林組合が今窮地に陥っているから年間30万足らずの、要するに借り賃というんでしょうか、そういうものも考慮して、ただでくれてくれという、最初の話がそうでした。そのときに私は、今ここで現組合長がいる中で、そんなことを組合長が言うべきでない、前代未聞だ、やめなさいということでそれは打ち切りになったんですが、そのときの空気が恐らくぶーぶーだったんでしょう、議員の中から。後日その件は出ませんでした。断言するんですよね、町側のほうで。そんなことがあったわけなんです。 それでいよいよ今度は町長が出てきて、一応議案に出してきた、喫緊なので、11月30日で喫緊なので、何とかしてその1,000万を貸し付けて、何とか倒産、破綻、そういうものをとめたい。そういうことで出してきました。 私はこのことに関しては前回も言ったんですが、これは町長、もう常軌を逸した行為だと、常軌を大きく超えた行為である、とんでもない行為である。これは町民感情から言ったら逆なでするような行為である。そんなふうに今はっきりと申し上げておきたいと思います。 今回の本会議で町から7,000万出されました。そしてそのうちに、1,000万、とにかく1,000万ということを出してきたんですが、議会側のほうではいわゆるここで出してきたものはここで否決するというのも、中身を何もわからないで否決するよりも、もっとゆっくりじっくり時間をかけて、7,000万はまずよしとしても、全員協議会あるいは議会のこの場でもって議会が町側に要求した、前理事者の見解、それから上部団体の見解、それは県の振興事務所との関係、そういうことを、私どもが言ったことを町側がそれをクリアして、ある程度ですよ、そうして持ち帰ってきて、こんなことでありましたと納得いけば可決をすると。納得いかなかったら否決をするという、そんなことの意味を含めて、要するに採決をしたんですが、その採決の中には町長との約束をした、要するに附帯事項を町長との約束のもとで議決をしたんです。それは全員協議会の中で町長が31日分の1,000万を出してきた、それを議会側が納得すれば可決をする、納得しなかったら否決をするということなんですが、そのことに関しては、これ後でまた申し上げていきますが、町長があんなに11月30日にどうしてもということで、喫緊の課題だということで議会にもそういう緊張感を負わせながらそこで持っていって、さあ可決、一応7,000万はおろすと言ったら11月30日、私はこれは大事なことだからどこか行けない、いつ議会のほうから連絡来るかわからないといったら何も連絡のない中で日延べをしたという、待ってくれたんだという話なんです。そういうことがあるまじき行為なんだよね。 ところがです。それは後で言うんですが、町長がその日は延ばしたということを議会のどなたかに話をしたそうなんですが、そんなことが後で言いますがありました。 それで今回私は、この通告の中には、予算はあくまで予算であり、執行なく不用額は常にある、それから大事な税金を使う前に町は組合と、さっき言ったように上部団体と方策を練るべきだった。その説明がない。前経営陣の説明が全くないのにまず金を貸すことへの不道理をどのように考えているのか、例えば税金を支出する場合、担保もない場合を考えてどのような条件をつけ、森林組合が従来行ってきたように、書きかえ後に今回のように破綻寸前になることを想定しなければならないと考えるがどうか。 例えば貸し付けるとした場合、金利は、それはわかっているんですが、後でわかったんですが、金利は、あるいは最終期限という伺いを通告しておきました。 それから、町長に対しては、7,000万円を貸して、今後の農林業の人口が著しく減る中で、組合が借金を返すほどの事業を展開できると考えているのか伺います。 それからもう一点は、前理事長と理事、役員の報酬、これは平成20年から今年度くらいまで提出を求めますということで通告書には出してあるんです。そんなことをこれから伺いたいと思います。 町長から。私はとりあえずここで町長の考えを聞きたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。          〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それではお答えしてまいりますが、この貸付金については、今にして言われればまさにそういうこともあったことは、これは認めざるを得ないわけですけれども、今、宮澤議員さんからおっしゃるように、我々としてもやはりこの森林組合の会計内容というのは、なかなか全容をつかめないわけでありますけれども、しかし、少なくともそうした状況というのはある程度把握しておりますので、これはやはり緊急事態でもあったということはひとつご理解いただきたいと思いますが、この件に関しましては、9月、11月、12月と、全員協議会あるいは11月会議の中でも説明をしているわけでありますが、それを一つ一つみんな突然だと言われても、これはまたある意味ではしようがない部分もあったのかなという思いもしないわけではありません。 そうした中で、森林組合の存在というのは、運営自体、そういったものについてはどうあれ、やはりこの町の総面積の94%も森林面積が占めているわけでありますし、その活用も町の面積の94%の中で有効活用していかなければならないというのは言わずもがなでしょうし、とりわけこの1,500人を超える森林所有者を含めた組合員、生産森林組合の財産を守り、将来に引き継いでいくためにはなくてはならない事業体であるということも私から申し上げるまでもなく、皆さんもそういう認識でおられるのではないかというふうに思います。 森林所有者の皆さんからは、この森林組合というのは、職能的協同組合として、また、国や地方自治体の林業政策の窓口として、さらには地域における林業振興の主体として一定の役割を担ってきていたんだとありますし、これからもさらに、厳しい状況ではありますが、それだけにこの林業振興というのは我が町にとってはやっぱり農業と並び立っているわけでありますから、それを振興させていくという上においては、なくてはならないんではないかというふうに思います。 組合員からのこの受託事業も、その都度、社会情勢、ニーズに応じて、この組合員の持ち出しの軽減あるいは還元するべく、組合員の立場に立って取り組んでいかなければならないというのが森林組合の役目でもあり、これまでもそういう形で取り組んできたんではないかというふうに、想像にかたくないところでもあるわけであります。 現在、森林所有者の高齢化、担い手不足、生産森林組合の疲弊等、この豊かな森林資源を守っていくためには、余りにも問題が多くあるところでございます。その解決に向けて知恵を絞って立ち向かわなければならないという現状でもあるわけでありますし、森林組合にはさまざまな問題を解決するための林業施策を進める上で、町内の林家、事業体のリーダーとして、今まで以上にその役割は担っていただかなければならないと、改めて期待もするところでもあります。 事前の再建に向けて検討がなされたかということでありますが、これは町が支援すると、今回の事態に至るまでにおいては、新潟県あるいは新潟県森林組合連合会、そして、町も含めた組合、4者、あるいは県組合等で対応はもうその都度行ってきたということは聞いてもおりますし、私のほうからも、森林組合の窮状というのをよく聞いて、ぜひ立ち直りといいますか、そういった方向へ向けての施策あるいは支援をしてくれるようにということで、県あるいは森林組合連合会、上部団体に対してもお願いをしてきたということであります。 これは皆さんにもそういった話は、さきの全員協議会でもお話を述べまして、またこの支援方について、決して根回しとかということではなくて、こういう窮状にあるということだけでお話をさせていただいたという点は、ひとつご理解いただきたいと思うんですが、この貸し付けにつきましては、年度内に、そして返済が迫っている短期借入金を返済する原資ということで、短期から長期に切りかえるということも含めて、経営再建を図るための時間も確保できるというふうにも考えられ、まず、足元を整理し、今後の再建計画は精査し、実行していかなければならないということは今ご指摘のとおりでありますから、その都度私のほうからも組合当局の、あるいは関係者に話をし、または私どもの担当課にもその辺の精査というのをよくやって、ぜひ実態を把握するようにということで指示をしてきたというのが経緯でもございます。 町が貸し付けることに至ったということは今まで申し述べたとおりでありますけれども、この町の地域内の民有林の面積というのは5万7,431ヘクタール、そのうち組合員所有の面積というのは半分以上を占めているわけであります。また、生産森林組合27組合ございますが、これも1万6,947ヘクタールを所有しているということで、組合員所有面積の54%を占めるというようなことの状況にあるわけであります。 計画では、年間60ヘクタールの森林整備を主要事業に置いて、その他の委託事業等を実施することによって1億3,000万程度の売り上げが見込めるということで、管理経費あるいは返済金の年額630万円、これは利息を含めた額でありますが、これを含めても当期剰余金が見込まれると。このまま行けば計画的に施業面積を確保することが可能であるということであれば、長期的には仕事が見込めるんだということを想定しているわけでありますが、これは町としてもその辺の精査をした上でのことでございます。 町が目指す林業振興においては、町の総合計画にもあるとおり、森林資源の利用促進と整備の促進と、整備を推進するということで、この窮状に陥っている生産森林組合の活性化とあわせて、森林組合の再建に向けての主要事業ということで考えるものでございます。 貸し付けの条件といたしましては、ご案内のとおり年利1%、3年間元金据え置きで15年払いで元利均等償還ということでお願いしたわけでございます。 経営責任については、組合の理事の方々を中心に、県森林組合連合会あるいは県等からの指導のもとで調査・検討をしていただかなければならないし、厳重にこれは指導もするべきだということで私のほうからも申し入れを行っておりまして、つい先日も県森林組合連合会の常務理事にもこの点を強く申し入れをし、また、連合会としての支援は十分に、私どものほうでこれをやったから終わりということではなくて、ぜひそれは強力に支援をしていただきたいということで申し入れもしたところでございます。 そういったことでありますが、議会の皆さんも、森林林業活性化促進議員連盟というようなことでも組織もあるわけでございますから、森林組合を含めた林業事業体あるいは県当局を交えてこれからの林業振興に向け、また、この森林組合再建に向けて十分な意見交換の上で着実に進むように取り組んでいかなければというふうに思っているわけでございます。 まさに宮澤議員が指摘されるとおりで、そのとおり私も思っているわけでありますから、その辺はひとつご理解をいただきたいということであります。 なおまた、前理事の報酬の状況につきましては、担当課長から説明をいたさせますので、その辺をまたよろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 関農林商工課長。 ◎農林商工課長(関仁君) それでは、役員の報酬ということなんですけれども、平成20年から昨年平成26年までの組合長初め理事の報酬一覧を表につくっております。ここで読み上げてもいいんですけれども、なかなか数字なので理解できないと思いますので、できましたらお配りということでよろしいでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、ここで皆さんにお諮りします。 今、読み上げてもなかなか理解できないだろうから配付したいということでございますが、皆さんよろしいですか。 一応、一般質問の内容なので、配付するのであれば皆さんにも一緒に配付したいということでありますので、皆さんのほうからご意見をお伺いしますが。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 異議なしということで、ここで配付させます。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時08分 △再開 午前11時11分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を開きます。 次に、13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 町長から流れを今、聞いたんですが、町で面積がどうのこうの、森林組合員がどうのこうのなんて言っているけれども、それはもう15年、20年前の話のときにすべき、あるいは森林組合がそういう仕事を大きくやるべきだったという、今ね、森林組合がもう10年ぐらい前から、この実績を見ればわかるようにずっととにかく赤字、赤字、赤字でずっと来て、ここまで来たというその過程の中で、今町長が言った、森林とそういうものを活用してもっとできなかったのかと。手おくれになって、今さらになって、そして今この時代に、この前も話したんだけれども今農業をやる人でさえ人口減の中で、後継者不足の中で、もう60、70、80の人が主になってやっている時代に、森林組合の関係でそんなことが1億3,000万だなんていうけれども、考えられますか。 それから補助金だけなんですよ。今後、少なくとも報告書、再生計画を見ると、平成28年、29年は販売ゼロなんですよ、ゼロ。何で、あとプラス求められるんですか。それから、人間が今のところ20人前後いるらしい。そんなものをそのまま放置して、みんな賃金、給料に回ってしまうでしょう。そんなことも考えないで、ただ金を貸す。金を貸せばどうにかなると、そんなに金があるほど裕福じゃないでしょう、この阿賀町が。新潟県下一の、語弊があるけれども、貧乏な町でもうそんなことをやっているから、県下で最下位だと言われてしまう。町長、楽々したような顔で、そんなことを言っていられる問題じゃないと思うんですよ。 まず森林組合は製材所も手放す。小規模の、何だ、小規格というんですか。ああいう加工場ももうほかに渡してある。もう一切の製品はとにかく販売はなし。こんなに7,000万も出すんだったら、事務的だけでしょう。森林組合は要らないんです。特に今回、各組合員に出資を1万、3年間で1,500万。それが幾ら集まったって何十万の単位でしょう。あっちこっち聞くと、もう払わないと。払ったって、メリットないんだものと。そんなのになぜ町長がそれこそ金を貸すことに邁進するのかというのは、本当に理解できないんです。ただ林野が多いとか、今後はそういうことに、理想ですよ、それは。そんなことに、高齢化であって、従事者がいなくてクリアできないんですよ。そういうことをただ机上の中でばかり言うんじゃなくて、実態を踏まえた中で考えるべきだったの。その点はどうですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) おっしゃるとおりですけれども、この間も国と県とそして組合を含めて5者連携で、この整備の連携協定を結ぶなど、対外的にもそういった信用してもらえる状況をつくり出してきているという上からも、これにやっぱり対応していかなければならない。楽々と出しているという話ではないんです。ここまで長くやっぱり苦渋の選択をしてきたということも、ひとつご理解いただきたいと思うんです。まさに四苦八苦しながらの毎年の財政運営をしてきているわけでありますから、決して楽々とそれをやってきたわけではございませんし、何とかこの再生の道を探ろうということで、数字だけではなくて、県連あるいは県当局の意向も伺いながら対応してきたというのが現況でありますので、まさに宮澤議員からすればそのようにとられても、これまたご指摘のとおりだなと私も思います。思いますけれども、やっぱり全体的なことからすれば、苦渋の選択でも、この道を選ぶことは将来へつなげていきたいという私の思いでもありますので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) それから、今町長が言ったように、今後のことを踏まえればとかと言うけれども、貸す側の町側がなぜにそんなに詳しくわからないところに、まだ実態をつかんでいない中で、金を出すということを決定したかという、町長がですよ。それがとにかくおかしいと思っているんです。我々も本会議で7,000万円、一度は可決してというのは、不透明で我々もどこまでかわからないから、ここで否決するのはちょっとおかしいと、だから時間を持つということでやったのであって、町長が努力していないというのは、一つは上部団体の森林組合連合会からも借金していますよね。それくらいは7,000万も出すという気持ちが町長はあるんですから、上部団体のほうで借入分は圧縮できませんかぐらい言ったんですか。どうなんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) まず、その辺からですよ、やってきたのは。これは今度、つい先般、先ほども常任理事からの実際の担当者に申し入れもしております。何とかこの、今の3,000万ほどあるわけですが、これらについての処置を検討してほしいということでの申し入れはしております。 今おっしゃるように、またもう一つはやはり現在の森林組合の状況等を見て、もっと身軽にしていく必要もあるでしょうから、清算できる、処分できる資産があるとすれば、そういったものも処分をさせていただくなり、整理をさせていただくというようなことも検討しなければならないというふうに思っておりますし、私自身も今ご指摘いただいたように、必ずしも生の数字をこうだということはなかなかできませんので、事務当局にもその辺をこれからの補助事業、いわゆる生産ではなかなか生み出せなかったそういったことも含めて、補助事業を中心にどの程度これから見込めるかというようなことは試算をさせ、その上で今回の処置に至ったわけでありますから、そうしてしかも皆さんからトータル的な7,000万の議決はいただきましたけれども、その都度また皆さんとも報告をし、その判断をいただくということを含めた附帯決議でもって今回の処置をとらせていただいたわけでありますので、その辺は私のほうもこれからも努力していかなければならんと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) もう一つは、この前の全協のときに係の説明で、町長もいたんだけれども、私はもう森林組合の今いる20人の中では労力としてはとにかくだめだと。ではどうするといったら、そうなんです、森林組合では木も切れません、何もできません、生産森林組合に委託するんですと、業務は。となれば、全くどこかの商社みたいに、補助事業を持って来てマージンを取ってピンはねして、そして生産森林にやるという、そういう計画なんですよ。そうなった場合に、それだけ評価できますか。今の生産森の方々が。 だから、これだけの金を出すのであれば、もう森林組合の職員三、四人にして、町の産業課だったりとかで幾らでもできるんですよ、そんな仕事は。そうしたほうがもっと手早く返す金はできますよ。 町長が、返済は平成何年とかさっき言ったけれども、15年か20年先だと言っているけれども、阿賀の里は年間2,000万ずつ返しますよ。1億1,000万は五、六年あれば我々は返せると思った。それはもはや30年かかっても返せないでしょう。 それなのに森林組合が、例えば今後、短期の借り入れを阿賀町が貸します。それが1円も残らず借金が入っていくんです。何もないんです。キャッシュフロー、いわゆる、ないんです。そうしたらどうやって動いていくんですか。またそれをゼロにしたから、また短期を借りるでしょう、恐らく。 来年から長期の債務が5,600万、これまた出てくるんですよ。それ考えたらどうして、29年、30年、31年、だんだんプラスに持っていくなんて、全く机上の話でしょう。だからそんなところに金をむざむざ貸すのは、私に言わせればどぶに捨てるものと全く変わりないと、そんなふうに考えているのは普通でしょう、これは。そう思いませんか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) ご指摘をいただきながらも、そういう形でもって何とか、先ほど申し上げましたように回るようにやるべく計画を、机上の計画と言われればそれまででしょうし、しかしながら上部団体である県森林組合連合会にも、そういった窮状を訴えながら話をし、それからまた県林政課担当部局にもこの支援要請をしながらつくったものであり、何とかこれを回すというのは、一方では宮澤議員がご指摘されるとおりかもしれません。しかしそうならないように、とにかく頑張るしかないのではないか、頑張らせるしかないのではないか。 また、人的にも本当に連合会、上部団体のほうから参事なりなんなりというものを派遣し、この組合運営の正常化といいますか、より適切な運用になるようにやれないかということでの申し入れも重ねてきたわけでありますが、事ここに至って、大変せっぱ詰まったという感じをいうことが訴えられて今回の措置になったということでありますから、これからもまだこれで終わったわけではありません。支出面においても、その都度皆さんに諮りながら執行していくというになっているわけでありますので、その辺はまたその都度皆さんにもご指摘をいただきながら、あるいは協力を得ていかなければならないものだというふうに思いますし、こうした事態であるということについては上部団体のほうにも強く申し入れをしておりますので、それにひとつかけていくしかないのかなというふうに思っているのが今現段階であります。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 先ほど、この報酬のこれ配って、今見たんですけれども、それは予想はしていました。割合少なかったと思って、人に聞いた話よりは少ないなと思ったんだけれども、普通だったら考えられない額なんですが、こういうことを平成24年までだね、続けてきたんだね。25年、26年に下げてきたんだけれども、こういうものをやってきたことに対して、マイナスを出した。そこに軽々しく7,000万という税金、このとき、暮れにお年寄りにケーキでも買って全部配ったてみたほうがよっぽどいいと私は思っているんです。それを、そういうものをやっぱり町長ね、考えてもらいたいと思うんです。 それから、これだけの仕事というか報酬を受けながら、そういう重大な責任を果たさないままに、要するに引き下がって、そして今回の事態の中で町長と恐らく一言も、一回も会っていないでしょう、恐らく。町長が会いたくないのかわからないけれども、会っていないんでしょう。コメントの一つもない。それおかしいと思いませんか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) そう言われると私も痛いところでありますが、私に面会を申し入れて私が会いたくないなんていうことは申し上げておりません。ただ、むしろ逆に、その申し入れについてはだめだということは言ってきているんです。だからそれ以後は会っていません。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) それで、ああそうかでは済まされないと思うんです。まだもう4,000万、まずまだ3月末までに我々は要するに待っているわけですから。今後議会のほうでもそういう面で、上部団体あるいは県、それから現職も含めた、前職の監査も含めた皆さんととにかく折衝していくという考えもあるらしいんだけれども、そんなことをこの議会でもやっているけれども、町のほうでもそういう体制を緩めないようにやってもらいたいと思うんです。 それからもう一つは、まだいっぱいあるんだけれども、今回3,000万出しました。これ無効なんですよ。町長、わかりますか、意味が。11月30日分、12月四、五日分、12月18日分だっけ。さっきも町長は言ったでしょう。その都度、その都度というのはたびたび、毎々なんです。それ3回とも一緒なんですか。それ一緒か、一緒じゃないか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 件数というか、件数だよね。それは一緒なんです。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 聞いていません。3,000万一緒と聞いていません。私は聞いていません。だって、日にち違うでしょう。 では、町長ね7,000万一遍に出したらどうなんですか。違うでしょう。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 一遍で出せないからということでその都度ということになったわけですから、まだ第1回目皆さんにお諮りしたわけです。それは金額がどうあれ1回目3,000万をお願いしますということでお願いして、この前ご協議いただいたわけでありますから、決して、そのたびごとって、この次仮に500万だということになれば、それはそれで協議をといいますか、皆さんからの附帯決議に沿った形でもってお話しするということになるんだろうと、ならなければならないというふうに思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) こんなふうに受けとめていなかったんです。いないんです。11月30日に1,000万。それで30日までに結局その附帯決議というのは、30日の3時までに、銀行が閉まる前までに、議会でもってそれを納入するかしないかという問題なんだけれども、それで我々はそんなに喫緊であるという、それは町長から言われたものですから、それは喫緊ということは恐らくぎりぎりだろうなという。その1,000万、その日例えば不渡りみたいなことをしたら、もうバンザイかなと。だから私は、今回だけはいつ議会から招集が来るかわからないから、どこへも行けないなという感じでいたんです。そうしたら11月26日の日に報告会をやったんです、議会の。そのときに役場へ来たら、斎藤議員と会ったんです。延期をしたと。その延期をしたというのは、町長、事務局へ連絡したんですか。どうなんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) その都度ということは、支出する、支出行為をするそのときに、議会にはこうですということを前もってお願いするということで附帯決議がついているわけですから、その都度というのは、いわゆる証書の期限で一つ一つというのもあるでしょうけれども、それが11月30日なら11月30日だったのが延期になったと、延長できたと。これも申し入れですからね。こっちのほうから強くお願いをしたりしてきたことでもあるでしょう。そういうことから、たまたまそれが延びた、延びたけれども、それが終わったわけじゃありませんから。その次とあわせて4日の日ですか、報告を兼ねて次の分も皆さんにお諮りし、そして次はこうですよというふうに言われたわけでありますので、つまり証書一本一本でお願いをするという話では理解していないわけでありますので、その辺をひとつお願いしたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) ということは、私が聞き違えたということなんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 聞き違えではなくて、附帯決議の内容は、支出に当たってその都度、これは皆さんにお諮りをして、ちゃんと報告をしなさいよと言われているはずですから、聞き違いでもないでしょうし、その事態が発生したときにお集まりいただくと、こういうことになっているということで理解しています。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 私は、その都度その都度というのは、30日それから12月18日、それから1月15日かね、それをまとめて一つの支出ということには考えていないんです。その都度、都度、都度という話であって、だから今言ったように、その都度1,000万、1,000万、1,000万でやると。だから、我々が理解していることと町長の言っていることが矛盾しているというのは、町長はその3,000万を一つの支出だと言っている。我々は一つ一つ一つを、たびたびたびということで議決をするというふうに認識をしていたので、その辺で、私にしてみれば誤算だなと思うんだけれども。 その11月30日の日に必ず支出をする前に議会に諮るという附帯決議になっているよね。それが我々はさっき言ったように30日の銀行が閉まる前からおった時間の中で、必ずそういう招集が来るだろうと思っていたんですが、延期したという。その延期したというのは、ある議員が知っていたんですよ。ほかの議員はわからない。誰がその延期の時間をどこに出したんですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) これは、森林組合からといいますか金融機関というか、とにかく私も30日期限というのがあるから、24日の日に議会を招集して、議会といいますか皆さんを招集して報告をし、同意をいただくんだということだろうと私も認識しておったんですが、多分、組合当局のほうも金融機関なりに働きかけて、自分たちのほうの都合もあったんでしょうと思うんです。 それはさておいても、先ほど来も申し上げましたように7,000万という本議決といいますか、議案議決はいただいたわけでありますし、ですからそれでいいというのではなくて、附帯決議でもって、その都度、支出の都度という理解でございますから、そういうことで4日の日にその案件をまたお願いをして、それを含めた支出の件についてお願いをしたわけでありますので、そこの行き違いは理解の仕方に問題もあったのかもしませんけれども、我々のほうの皆さんとの議会の議決のあり方ということも、担当者のほうが知っておって、その結果が30日が延期できるようになった。仮にその時点でだめな場合は、今宮澤議員おっしゃるように、3時なら3時で、銀行が閉まるのが3時ですから、それまでに決裁しないとだめだということであったわけでしょうが、なかなか議会の様子というのも、当然金融機関のほうも把握されておって、間に合わないのではないかというような配慮もあったのかどうか、それはわかりません。わかりませんけれども、そういう中で延期になったということで、あえてその1月4日に今度は皆さんのほうにお諮りしたというのが現状であります。その辺でひとつご理解いただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) だからそれはわかっています。だから、延期を30日以前に、29日とか28日とかね、26、27で報告会が終わったんだけれども、その間に我々は銀行にお金を払うには30日の銀行のあいている時間内に、それ以前に、29でも28でもいいんだけれども、やるということにみんな考えていたわけ。それが4日だかに延びたということを聞いたんだけれども、だからその延びたということを町側が、森林組合側がそんなことを言えるはずないよね。だから、町側の誰がその延びたということを発令したのか、それ。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それは森林組合からの連絡があったそうであります。ですから、私もその辺は、もうその日だと思って、出張先もあったわけですけれども、30日なら間に合うなということで、29日になったのかどうかになりますけれども、私もそういう思いでおりましたので、その辺のところは森林組合の、もちろん森林組合は当事者ですから、その辺を考え、そしてしかも自分たちのほうとしてはむしろ、こうなってよかったなぐらいに思ったんじゃないでしょうかね。それでこっちへ連絡があったということで理解せざるを得ないですね。 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) その件は、ではわかりました。森林組合のほうからね。あとは議会のことですから、あとは議会の責任の問題ですから、それはもうわかりました。 とにかく、税金をそういう一団体のために、この阿賀町が例えば前回報告会へ行ったら、猿よけのネットの金をお願いに行ったら、金がないから断られたと。そんな金さえ出せないというのに、それは鹿瀬地域ですよ。今回また何か補正で出たでしょう。そんな財政の豊かでないこの町が、何回も言うけれどもそんなところに、戻ってこない、そんなところに金を出すということ自体、私は今後もずっとこの状況を見ながら、森林組合の今までのやり方、これは個人の理事の責任をやっぱりこれは求めないとだめなので、そんなことも含めてチェックをしていきたいと思っています。町長もできるだけ森林組合側の責任をもっと重く感じないとだめですよ、本当に。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 重く感じます。私は激励をされたと思って受けとめます。          〔「激励って……」と言う人あり〕 ○議長(猪俣誠一君) 13番、宮澤勝見君。 ◆13番(宮澤勝見君) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 会議の途中ではありますが、半端な時間になりますので、昼食のため13時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時43分 △再開 午後1時00分 ○議長(猪俣誠一君) 休憩を閉じ会議を再開します。 休憩前に引き続き一般質問を行います。--------------------------------------- △入倉政盛君 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。          〔4番 入倉政盛君登壇〕 ◆4番(入倉政盛君) それでは、通告に従って、2点ほど一般質問します。 1つは、子ども医療費の無料化へということで、少子化の進行は一層の人口減少をもたらし、社会経済や社会保障に影響を及ぼすとともに、未来を担う子供たちの健全な成長にも大きな影響を及ぼすことが懸念されます。 本町でも、厳しい財政状況ながら、子ども医療費助成を高校卒業までにし、子育てしやすい環境づくりに努力しておられます。子育てと家庭の経済的負担を軽減することは、少子化対策の重要な施策と捉え、早急な実現が求められています。現物給付を導入すれば、国から国民健康保険財政調整交付金が削減されるペナルティもあります。 日本の人口問題は喫緊の課題であり、国も少子化担当大臣を配置し、子育てしやすい環境づくりに力を入れ、人口減少を食いとめようとしているのではないでしょうか。町も医療費無料化に踏み出すべきではないでしょうか。また、国民健康保険財政調整基金削減のペナルティの廃止も国に求めていくことが重要だと思います。 2番目に、暖房費の補助をということで、低所得者に対する冬期間の暖房費補助は、高齢者にとっては命綱です。特に生活保護受給者は、冬期加算引き下げが行われ、大変な思いでおられる。また、泉田裕彦県知事は、10月5日の県議会本会議で、実態に合わせて増額と答弁しております。これは生活保護者に対してのあれであります。 県の福祉健康課はこの答弁について、特別基準を設定することで必要な額を支給することができることから、適切に特別基準を設定することが必要ではないかとの認識をしております。町も低所得者に対する冬期間の暖房費の助成を示すべきだと思いますが、町長の答弁をお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。          〔町長 神田敏郎君登壇〕
    ◎町長(神田敏郎君) それでは、入倉議員さんにお答えしてまいりますが、子ども医療費の無料化についてですが、阿賀町の助成対象につきましては、お話があったとおり、通院・入院とも、その世帯における子供の数に関係なく高校卒業までとしていますので、県内ではトップクラスの助成を行っているものという認識を持っております。 また、新潟県が、本制度の補助金を新年度から交付金化することを踏まえ、11月30日、県町村会として私も出席したところでありますけれども、知事に予算の大幅な増額と使い道の拡大を要望したところですが、知事は、内容面では子育て支援事業へ拡充し、市町村への交付額は本年度を下回らないようにすることを表明しましたが、予算総額は本年度並みといったような考えでもありましたので、増額するよう強く要望したところであります。 一部負担金につきましては、通院1回530円、入院1日1,200円ですが、この額はご案内のとおり一部の自治体を除き同額であり、また障害者、ひとり親家庭、老人等、他の医療費助成制度とも同額の設定であります。 これを無料化した場合に必要となる予算を、昨年度実績をもとに試算していますので申し上げますと、小学校入学前まで無償化した場合は220万円、小学校卒業までは390万円、中学校卒業までが480万円、高校卒業までとすると約510万円ということになろうかと思います。 先ほど申し上げましたように、県は現在のところ予算総額を増額することには消極的であり、無料化した場合の予算は一般財源をもって手当てすることになりますので、無料化につきましては、新年度予算編成の中で方向性を出していかなければなというふうに思っております。 なお、国民健康保険の国庫負担減額調整措置につきましては、医療費助成を実施している自治体は、実施しない場合に比べて一般的に受診がふえる傾向になり、医療費の増加が生ずるという考え方から、療養給付費等負担金及び調整交付金の算定において国庫負担を減額していますが、これにつきましては、全国知事会、全国市長会、全国の町村会は、少子化対策という国の大方針と逆行するものであり、廃止を強く求めて、また、先月開催されました国保制度改善強化全国大会でも、廃止を求める決議が採択されたのはご案内のとおりであります。今後も、引き続き町村会、国保連合会等を通じて廃止を求めてまいります。 次に、2点目の暖房費の補助でございますが、まさに暖房が欠かせない時期となりました。入倉議員から、生活保護に関する冬期加算の引き下げ、それに対する県の考え方を紹介していただきましたが、阿賀町における生活保護は新潟県が担当していますので、町としても県の福祉事務所に対して同様な要望を行っているところでございます。 幸い、灯油価格は夏場から低下傾向が続いておりまして、11月下旬の新潟県における18リットル店頭価格は1,345円。昨年の1,822円と比べますと477円、26%程度安くなっております。低所得者への対策につきましては、7月には、町民税非課税及び生活保護の1,682世帯に1世帯当たり5,000円の思いやり商品券を交付し、8月から町民税非課税の3,164人に1人当たり6,000円の臨時福祉給付金の交付も行っているところであります。また、国は補正予算を編成し、住民税非課税の65歳以上の世帯及び障害基礎年金等の受給者に1人当たり3万円を給付するという報道もされておりますので、決定し次第、速やかに対応していきたいと考えております。 なお、新潟県の灯油購入費助成事業は、灯油価格が前年度に比較して18%以上上がった場合に実施されるということで、本年は実施されないものというふうに思って、これは県の話でございますけれども、こうして灯油価格がかなり下がり、低所得者への給付を実施してまいりますので、この冬、町単独で灯油助成を実施することは現段階では考えておりませんが、これから迎える本格的な冬を、少しでも安全に安心して生活していただけるよう、民生委員の定期訪問を初め、町社会福祉協議会も訪問活動を行いますので、より積極的な取り組みによって見守っていきたいというふうに思っているところでもあります。 以上であります。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) じゃ簡単に、二、三町長に質問したいと思いますけれども、国民健康保険の保険者制度で、町ではどのくらいの額が交付されたのか。あと、過去5年間、10年間における赤ちゃんの出生の推移と、転入・転出の推移、多分恐らく余り変化がないと思われますけれども、その辺のところを町長お答えください。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 国からの給付金は……          〔「国民健康保険。保険者支援制度ができて……」と言う人あり〕 ◎町長(神田敏郎君) それはちょっと私の手元に資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきます。 出生者については、一番多いとき、ここ二、三年ぐらい前は1.46まで行ったんですが、ここ一、二年、1.5ぐらいで終始しております。今回は、また1.49ぐらいまでに回復したということでありますから、これは出生率でありますので、出生数ではございませんので、数の上では相当少ないかなというふうに思っております。 しかしながら、何といっても出生率を高めていくということは、出生数がふえる要素にもなるわけでありますので、その辺のところは今後、さらに総合計画の中にも盛り込んでおりますように、2.0になれば一番いいんですが、それに近づくほど、1.89ぐらいのところまでを予定しなければとは思っておりますので、現段階では1.41、その程度であります。 つけ加えますと、出生数の数ですが、25年で50名、24年で40名ということでございます。率にいたしまして、新潟県は24年が3.1ということでありました。特殊出生率でいきますと、24年が1.16でしたが、25年では1.49まで回復しております。しかしながら、この数で出生数がふえるというものではありませんで、ただ上向いてきているということは言えるでしょうけれども、そういった数であります。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) そうですね。このような状況で推移していたんでは、なかなか人口の流出も含めて町の人口減少はとまらないと思うんですよね。だから、さっきも町長も、前向きな答弁もありましたけれども、本当に本腰を入れた子育て支援をやっていかなければだめだと考えておるんですけれども。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) この本腰を入れた子育て支援であればこそ、ほかの地域にも負けない医療費の支援であったり、子育て環境を整えてきているということは、よその配りものとだけ比較しないで、私どもの実数も見ていただきたいと思うんです。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) それはわかっております。わかっておるんだけれども、それ以上にもう少し力を入れてやってほしいという。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) より以上に力を入れてやっています。声ばかり大きくしません。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) じゃ、それを町長にお願いしまして、なるべくなるように頑張っていただきたいと思います。 次に、暖房費ですね。これは県のあれもあるんですけれども、なるべく独自の補助もできるようなことをしていただきたいと。ことしは暖房暖かくてそれなんですけれども、中には国保も減らされる中で、財政大変な中でおる中で、大変な生活をされている方もおられるわけなので、その辺も考慮した中で対応していただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 先ほども申し上げましたように、幸いと言っていいか、暖冬というか、気温もそれほど下がっていかないようでもありますし、前半のほうではこういった状況で大変ほっとしているわけでありますし、また灯油価格のほうも、先ほど申し上げたように下落傾向にもあって、そしてしかも臨時給付金等も給付させていただいたということは、やっぱり大きくそういった面での貢献があったんだろうと思っております。 その上で、今、おっしゃるようなことでは、多分このまま灯油価格というのは安定してくれればいいわけですが、あるいはまた高騰するということも念頭に置きながら今後の推移を見ながら対応してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 4番、入倉政盛君。 ◆4番(入倉政盛君) 町長からはきっぱりした実行のあれは聞かれませんでしたけれども、前向きな答弁をいただきましたので、これで私の質問は終わらせていただきたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、4番、入倉政盛君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △斎藤栄君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、1番、斎藤栄君。          〔1番 斎藤 栄君登壇〕 ◆1番(斎藤栄君) 1番、斎藤でございます。 まずもって、一般質問に入る前に、先般、五十嵐議員からもお話がありましたとおり、去る12月7日の未明の火災でお二人の方が亡くなったことに対して、私も同様に深く哀悼の意を表するところでございます。また、図らずも火災によって被災されました近隣の方々には、大変お見舞いを申し上げます。年末の事業展開の最盛時期に被災されまして、大きく肩を落とされていることを目の当たりにしますと、大変心痛な思いがするところでございます。 消防団については、11月には火災予防週間ということで、個別に冬期火災予防の啓発活動を行っておられますし、また消防署についても、随時各家庭を回っておられます。そんな中で、残念なことに2年続いて冬期の火災が起きてしまったということは、本当に心痛な思いでございます。 消防団員の方々は一生懸命やっておられますし、また、火事があってはならないということで啓発活動を行っているわけですけれども、昔を顧みますと、消防団員の方々は、かまど検査等々、家の中に入っていただいて器具の点検等もされておりましたし、また、今現在違いますけれども、暖房器具の購入については地元業者から買うつてが多かったものですから、業者が気軽に冬の点検等に応じていたように思われるわけですので、そんなことが今現在ないということがすごく不安の一因でもあると思います。 また、住宅密集地は大火が起きやすいということで、阿賀町内の昔の歴史を考えてみれば、過去に大きな大火が2回ございましたし、また近年でも秋葉区の小須戸地区、3年前でございますけれどもありましたし、昨年は三条市の大火がございました。こういう大火がまだ記憶に新しいところでございますので、十分我々も気をつけていきたいなと思っております。 器具の性能向上もあるわけですけれども、機能がよいということを安心して、長期使用が思わぬ事故を招いているような感じもいたします。今後、町としてもさらなる火災啓発の方向にご一考いただきながら、安心・安全なまちづくりをいただけますようにご指導をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、通告に従いまして、私の一般質問をさせていただきたいと思います。 先般、阿賀町の総合戦略ということで、阿賀町人口ビジョンと阿賀町総合戦略が初めて我々にも示されました。10月には、町民への広報で、パブリックコメントを設けて内容を示されたわけですけれども、パブリックコメントは4件しかなかったということで非常に残念に思っておるところでございます。 その中で、私としてご質問したいのは、その総合戦略の中で、阿賀町は交流人口を増加させ、新産業創出によって人口減カーブを穏やかにしたいという計画をされています。その具体的な概略を示してほしいということと、交流人口をふやすためには、やはり観光等の交流もございますけれども、スポーツ施設の整備拡充を図りながら、大会誘致とか温泉施設との連携を図ることによって交流人口をふやすことはできないのかどうか、その辺のご意向も伺いたいと思いますし、また、私がたまたま町で聞いたことなんですけれども、女性の方々、中年の方々なんですけれども、そのときに、訪れたんだけれども、土産を買って帰ることはできないよなというふうなお話を聞いたり、また、町の宿泊所での案内等がなかなか従業員からうまくできていなかったということもありました。 そんなことで、町等が主導的に関係団体と連携して、いわゆる思いやり等と、それからお土産等の企画開発はできないかどうか、その辺のところを町長にご質問したいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。          〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員さんにお答え申し上げていきますが、1番目の交流人口を増加させて新産業の創出によって人口減のカーブを緩やかにするとしている。これは、この計画の中でも具体的といえば具体的になるんでしょうけれども、いろいろな施策を展開しないとなかなかここに結びつかないんだろうと。とりもなおさず、これは今の人口ビジョンの現状分析から、雇用の創出あるいは人の流れ、新しい人の流れ、結婚、出産、子育て支援、時代に合った地域づくりと4分野に特化したものを作成いたしておりますので、それをごらんいただいて、おわかりの部分ではございますけれども、これだけではなかなかやっぱり、実効性があるものというふうには断定できないわけでありまして、いかにして、いろいろな施策の中でその取り組みをそれこそ特化させながら取り組んでいかなければ、この人口増につながっていかないんではないかなということで、先般も婚活を新潟でやってどれほど商工会の皆さん、これは三川商工会が特に中心でやるということですが、まだその成果は聞いておりませんけれども、そういうことによって出生率もまた高まってくるんではないかというふうには思いますが、期待をしていると。 いろいろな要素を取り入れながら計画を推進していくということですが、計画は計画であって、なかなかこのとおりに、今までどの町村にあっても、同じような計画にはなっているんですが、子供が生まれなければ人口増にもつながらない、あるいは交流人口をどうやってふやしていくかということは、地域のそうした環境を整えていくということにほかならないわけでありますから、そういったものを網羅しながら取り組んでいくということでは、町の資源を生かし、課題を克服していかなければならないだろうと。今までうまくいかなかったものも含めて、あえて表現するならば、これを斬新な取り組みに変えて挑戦していくということではないかというふうに思っているところでありますし、こんなことではなということだけでなく、積極的な取り組みをしてくという面では、今、とりあえずは観光面で、温泉あるいは健康をミックスした観光商品の開発とかPR等を想定しておりますけれども、それこそ人口増コンシェルジュといいますか、観光コンシェルジュばかりじゃなくて、そういう方々から積極的に外へ向けて、県外も含めてですけれども、外へ向けてもっと活動してもらう組織なり機会というものを捉える必要があるのかなということを改めて考えております。 そういう中で、現在、新潟大学やら新潟青陵大学あるいは短期大学部、そして大正大学というような学生の皆さんとの連携をしているわけでありますから、最大限こうした方々の協力を得ながら、多角的な取り組みを展開して、こういった人口増を含めて地域の活性化につなげていくということではないかというふうに思います。 そうした中でもまた、新産業の創出ということでは、現在、ユキツバキ、エゴマ等を使った商品開発、また昔からある特産品のデザイン、ブランド化を進めるほか、町の豊富な、先ほどもご指摘をいただきましたけれども、いかにこの森林資源を活用した雇用の場とか、そういったものが確保できるかということも思っております。 これらのツールを連携させて、交流人口の増加、雇用の創出につなげていきたい、そんなふうに思うところであります。 スポーツ施設の整備充実を図り、大会誘致や町内温泉施設との連携を図ることによって交流人口をふやすことはできないかということでありますが、まさにこれは人口増につながる、つながらないばかりでなくて、町民の皆さんの健康も含めて、積極的にこうした活動をしていく必要があるわけでありますから、空き校舎の合宿誘致とかが、これの動きもようやく出てきております。あるいは、空き校舎があるからというだけでなくて、大学や高校側は合宿をするということでもありますから、こういった機会も十分ひとつ応えていく、そしてこれを可能な限り具体化していくということではないかなというふうに思っております。 幸い、本町はボート競技で阿賀黎明中・高等学校で多くの優秀な選手を輩出してもおります。その活躍によって町の知名度が上がり、合宿や大会の誘致を行い、交流人口がふえるということは考えられるわけでありますし、また、斎藤議員さんが長年にわたって交流を深めていただいております静岡県の少年サッカー団との交流実績もございますことから、これまでの活動に加えて、連携している大学のスポーツ部の合宿等も、現在改修予定の四季彩館、あるいはあがの荘といった遊休施設を利活用しながら、さらに受け皿として充実な環境を整えていくということは、現在連携大学との具体的な構想まで進んでいる状況にありますので、よりこれの強化を裏づけるものではないかというふうに思いますし、町内の温泉施設でもスポーツ部の合宿を受け入れている施設もございますから、ぜひこうした施策も展開していきたいというふうに思います。 ただ、やはりこれをいかにして、それぞれ実効あるものにしていくかということでありますから、これは本腰入れて、今までも努めてきたんですが、より強力にこういった取り組みをしていかなければなかなかうまくいかないかなと。スポーツを中心にした土壌環境を整えていくということも、この人口増やあるいは活性化への大きな要素になっていくだろうというふうに思っております。 それから、町に訪れた人に聞いたところでの、土産ですね。 土産の問題につきましては、結構買っているんですよね。阿賀町のごっつお条例に基づく、これがようやく今動き出して、ブランドマークを活用して特産品のPRあるいは町の活性化を生かしたブランド化というようなこと、こうしたPRが一番なわけでありますが、もっとやっぱり外へ出て、外部の人との接触をもっとより多くすることによって、阿賀町のよさといいますか、そしてまた特産品というものをアピールしていくと。そのことが土産にもまたつながってくるんだろうと。ここへ来た皆さんが、阿賀町へ行けばこれを買って帰るということになっていくんではないかと思います。 私もよく、研修医なんかが来ますと、何が一番ですかと言うとやっぱり、アルコールなんですね。日本酒飲みました、おいしかったと。それはぜひ、土産に買って行ってくれというようなことでアピールしているんですが、そのほかにもこういったことでありますから、いろいろ食べてもらうということもその都度話をしたりして、やっぱり口コミで広げていくということは、結構効果的なものではないかなと思いますので、16人いる皆さんが10人ずつに口コミをしただけでも相当な人数になるんではないかと思いますので、連携して一緒にやっていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) ありがとうございました。いろいろお話を聞いて、努力されていること自体も目に見えてわかってはおるんですけれども、しかしながら、今のご答弁に対して、ちょっとずつご質問させていただければと思っております。 まず、最初に人口ビジョンにつきましてですけれども、先般、私、9月会議での質問で、1万人キープするお考えがあるかどうかというお話をしたわけなんですけれども、町長はそれおいては、2025年は1万人をキープするためにいろんな施策を講じますと。40年に向けても持続可能な限り努力したいということでした。 しかしながら、人口ビジョンの中では、希望人口は2040年では7,587人、国立社会保障・人口問題研究所の推計では、町のあれでは6,803人になっていますけれども、私の資料では6,210人。その差が1,377人、推計よりも多く維持したいというふうなお考えでございます。 それで、2035年までは合計特殊出生率が2.0、転出入でプラス50世帯という未来ある目標値を出しておられること自体は評価するんですけれども、この辺についてはいろいろ見解がございますし、また希望的な観測というこの間の中の説明のつけ加えでございますので、あえてそこのほうは申し上げませんが、ただ、一番懸念するのが、これは後でまた斎藤秀雄議員からもお話があると思うんですけれども、阿賀黎明中学校の募集停止が計画として出されているわけなんですけれども、高校存続の危機、これで出てきているわけなんですが、15歳から地元を離れるという段階になりますと、一般家庭においての高校生の子育て世代では、教育経費の増加、それから子育て、それに伴って子育て世帯が転出、移転してしまうと。そうすると、子育て世帯が転出してしまうと就業人口が減少すると。そうすると、町中の経済効果も減少し、町の税収も減少すると。となると、税収自体が減少するとなると、行政サービスの低下が起き、ますますこの人口流出が増加してしまうと。となると今後は、今まであった県立病院の撤退、行政維持の崩壊というふうな形でどんどん町の縮小が進んでいくように考えております。 ですので、そういう事態にならないような展開が必要かと思いますけれども、先般、11日の町長の答弁の中では、公設の学習塾を設置してなるべく地元に残れるような子供を育てたいということで、高校維持のほうも強く望んでおられるわけですけれども、これについては私もすごく評価しているところでございます。 その公設学習塾の設置に向けては、地元高校との連携が大事だと思いますが、その辺については、町長はどのように考えておるのでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 基本的な趣旨内容というのは、一般質問の場合、提出されているものがあるんですけれども、今のは人口の関係からということの対応でよろしいんですかね。 ◆1番(斎藤栄君) はい。 ○議長(猪俣誠一君) それでは、神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) それは高校側に、私のほうからも高校を残すために、中学までは今回発表になったとおりでこれはやむを得ないにしても、それ以前に高校を残すために、高校はこういったこと、ああいったことということで提案したんです。提案して、それに対して高校のほうでもいろいろ検討してくださっているようでありますから、そういった成果も踏まえながら、阿賀黎明として独自の部分になるわけですから、やることになれば当然町がその費用負担とか、そういったものは当然考えなきゃなりませんけれども、県立高校ですから、そういうものも踏まえて、また高等学校教育課と県ともよく打ち合わせをしてもらってということで話はしております。 これも大体、私が言っているようなことに対してこうだと、つまり英語、語学教育をもう少し高められないかとか、そのためにはどうするとかというようなことまで踏み込んで私のほうから提案をして、校長さんと、副町長を担当にしてもらいまして、今やっております。そういう中で可能なものは出てきているようでありますが、まだ検討するに至っておりません。これをひとつ具現化できるようにしていきたいなというふうに思う、そういった取り組みもしているところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 斎藤議員に一言伝えておきますけれども、発言趣旨は町長のほうに行っております。逆に、発言趣旨内容に合わないと答弁が、町長が答えられる範囲内ということになりますけれども、その辺を理解した上で質問してください。 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) 次に、スポーツ施設の整備拡充ということでお聞きしたいのですが、私もこの夏、同じ少年サッカーの県内のチームに、ちょっと阿賀町で合宿したいんだけれどもということでお話があって、いろいろ調べたり、そしていろいろ問い合わせしたんですけれども、結果的には向こうのほうの、先方の経費が不足したということで、なかなかできなかったんですけれども、実際はどういうふうなことかといいますと、いわゆるキャンプしながらこちらのほうのチームと交流したいというふうな話だったんです。 それで、キャンプしたいとなると、あすなろ森林公園があるので、あすなろのほうに、下の2階のほうに、農林のほうに行きまして聞いてみましたら、今は夜間は動物等が出て危険なのでキャンプはできないんですよと。貸しテントもございませんというふうなこと。それから、引き返して角神キャンプ場のほうにもお聞きしたんですけれども、貸しテントがないという話だったので、それで先方とお話しして、その後、近くであるんで、交流が上川スポーツパークで予定していたものですから、あすなろ荘に聞いて子供料金設置可能かなということでお話ししたら、施設のほうは大丈夫ですよとお話を聞いたんですけれども、なかなかやっぱり、五千、六千円の、子供一人の料金というのは出せないという先方の話だったので断念してしまったんですけれども、しかしながら、キャンプ場を開設しているのに夜間等が使えないというのはちょっといかがなものかと思ったんですけれども、これは実際にまだまだ使われないんでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 先ほど、野生動物とかそういうこととなってのお話のようでしたから、その実態というのはちょっと私のほうもつかんでおりません。ですから、そういう話は私のほうに通してください。そうでないと型どおりになってしまうんですね。 これは、静岡県の沼津の子供たちって、昔からやっていたでしょう。そのころこっちに来ているんですよね。お互いに行ったり来たり。これは当然の話で、経費がかかるから来られないというんであれば、これは、どの程度の経費がかかれば来るんですかということにもなるわけですよ。だから、そういうことで、全部丸々出せという話ではないでしょうし、これだけの手当てをすれば、ぜひ行かせていただきますという話になるのか、あるいはこのぐらいだったら自分らのほうで負担ぐらいはやりますと、やっぱり環境を整えて来るということも一つなんですね。 例えば、菅平あたりに行けば、ご存じでしょうけれども、サッカーなんて全国から来ているんですよ。こっちの子供が行くと、向こうで交流試合やってくるんですよ。そのくらいなんですよ。だからそんなことは、向こうも経費負担してくるんですよ。こちらから行くにも経費負担してくるんですよ。何でもかんでもただだとかそういうもんではないでしょう。 やっぱり、それだけのものをやらなければ強くならないですよ。そう思いませんか。そういうことであれば私は、幾らでもやっぱりやっていく必要があるだろうと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) 何か町長からハッパかけられたみたいなんですけれども、確かに我々自体は、そういう経費負担必ずかかるというのはわかっているんですけれども、なかなかやはり、そういうチームばかりじゃなかったものですから、なるべく経費を下げて交流してあげようというこっちの趣旨だったもので、向こうが来られないとなれば仕方ないけれども、せっかくこういうふうに書いてあるんであれば、貸し与えるのが妥当かなというふうなことで聞いてみました。 あと、魅力ある施設には人が集まるわけなんです。今現在、合併前から各市町村単位で公共の施設がたくさんございますし、夜間利用は地元の方々が利用されておりますが、日中はやっぱり利用が少ないですよね。そういう面で、日中利用できるような体制も整えていくべきじゃないのかなと思っております。 また、ある程度、多目的に即した施設設計も必要でないのかなと思いますし、結構上川スポーツパークについては、体育館もあります、プールもありますし、ほかの三川のほうもございますけれども、適当な広さの中では上川スポーツパークあたりをスポーツ振興くじ助成なんかを利用して人工芝にされて、そしてお年寄り等のゲートボール大会、これ結構、私もビッグスワンのスタジアムにおったり、それから一昨年までは新津のほうの、昔で言う鉄道学園のところのスポーツ施設にいたものですから、結構人工芝のところでもゲートボール等をされている方がたくさんおられて、需要があるんですよね。結構、宿泊施設との連携をしますと、需要があるんじゃないかなと思いますし、また、スポーツ助成のほうも3分の2の助成でもありますし、結構利用価値があるんではないかなと思っておりますので、そういう施設拡充なんかもプランに加えていただければありがたいなというふうに思いますが、その考え方についてはいかがでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 今、本当にかつての4町村で、それぞれ同じようなスポーツ施設やら何やらがいっぱいあります。この活用については、どうぞひとつ、その個々によって、料金云々じゃなくて使用する内容、そういったものにも違いがあるでしょうから、こうすればこの活用ができるとか、そういうことがあるとすれば、それぞれまた窓口を一つにしますから、外からのですね。そういう意味では、もっと使いやすくしていく必要があるのかなと思っております。 いろんなところ、あるんですよ。テニスもよし、テニスも人工でつくってここでなければだめだというところもありますし、そういったことで、それぞれの皆さんからの要望をいただいて、それぞれの町村がスポーツ施設なり温泉施設も含めて対応してきているんではないかと思っておりますから、物にもよりますけれども、全て人工芝にするということじゃなくて、こっちのほうは本当の自然芝でもってやっているところもあるわけですし、そうかと思って、我々のほうがこれですばらしいグラウンドができた、野球場ができたなと思っても、やはり高校生の全国甲子園に行くような皆さんでは、私どものほうで本当に再生してすばらしいグラウンドだなと思ったようなところでは、やはりまだ石が多いとかそういうもので、ここでは公式な試合とかそういうのもできないということで、ご指摘をいただいたこともございます。しかし練習には、もう本当にこんないい場所はないということでありますので、野球でいえば甲子園に出るようなチームというのは、いろんな面でやっぱり気遣いがあるようで、それに一つ一つ応えることはできないにしても、練習にはもう最適だと言えるようなところは十分使っていただくというようなことであってもいいのかなと思います。そういうことでは、それぞれのご要望に応じて対応してまいりたいというふうに思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) 確かに、おっしゃるとおりだと思います。ただ、やはり地元の住民だけじゃなくて、ある程度有料で貸し出されるような、他の市町村の住民にも貸し出すことも大事じゃないかなと思いますし、また、それを貸し出すためにも簡易な申し込みといいますか、ある程度日中にネットで申し込める体制なんかもこれから組んでいっていただきたいなと思っております。 話を変えまして、3番目の土産の関係でございますが、11月の上旬ということで、中年の女性の方々からのお話を聞いたわけなんですけれども、とにかく何回もこちらのほうに来られているそうなんですけれども、宿の従業員に、あしたの予定をつくるためにいいところありませんかと問いかけると、「そんないいところねえわね、自分たちでどっかいいとこ行ってけばいいっさ」なんていうふうなお話が返ってくると。「津川の人たちは商売っ気ねえんだね」なんて言われてしまったわけなんですけれども、やはり指定管理をされている施設、またはいわゆる温泉組合のほうの施設についても、やはりこれから交流人口をふやすためにも、おもてなしといいますか、地元ならではのおもてなしの仕方が、どんなにズーズー弁でもやはり誠意を持ったおもてなしをすれば、リピーターがもっとふえてくるというふうに考えておりますし、そういうところも町から組合を通し、または観光協会を通して従業員のご指導等をしていただくような施策をお願いしたいと思います。 それから、狐の嫁入り屋敷も行ったそうなんですけれども、ただ、中に入ると雰囲気のいい板の間で、2階に上がると景色がいい大広間があってというふうな感じで、ガイド等、また狐の嫁入り行列等のイベント等を説明していただける方がおられなくて、2階の広間は揚げ物の油のにおいが強くてちょっと長居ができなかったというふうなお話もしておられましたし、それから、お昼を食べに、その場ではちょっと油のにおいが強かったので食べる気がしなかったのでほかを探したそうなんですけれども、角神のほうに行ったらしいんですが、2軒とも施設は予約でいっぱいで、当日の昼食は食べられなかったと。そういうような文句をたらたら言われましたし、とにかく土産を買っていきたいんだけれども、買いたいものが、なかなか目新しいものがないと。ある程度リピーターの方についてはもろもろ知っているんですけれども、なかなか目新しいものがないので、結局買えなかったという話であります。 町としてはごっつお条例ということで、今後地元の特産物等を、また食事等を開発されていくわけですけれども、ただ単に土産物の特産物等に認証マークのシールを張るだけではなくて、さっきも町長から何回もお話あったパッケージとか、包装の容器のデザイン等を考えて、若い方々または女性でも手にとれるようなものを、観光協会及び温泉組合とか、または町がそういう方々を集めて検討会をするとか、そういうことを考えていただければと思っております。その辺について、町長の認識をお聞きしたいです。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) まさにご指摘のとおりなんです。土産物なんかだって、こっちが考えて、あそこでどうですかここでどうですかと言わなければならないほどです。 ただ、例えば上川の直売所がありますね。上川直売所。あそこに県の職員なんかはしょっちゅう買いに来るんですよ。そういう人もいるんだね。そうかと思うと、何かありませんかというと、あとお菓子屋とかあのぐらいしかない。食べるところありませんかというと、町中を紹介してもあの辺しかないというようなことで、本当におっしゃるとおりで、皆さんにどうですかと言われても、いやもうというような感じなんですね。 ですから、これは町がある意味ではある程度指導して、こういう形、ああいう形というようなことを提案しながら民間の皆さんの協力をいただくしかないのかなとは、ある面ではそういうふうな思いもいたしておりますし、またそうでなくても、阿賀へ来たらこれを買って帰るんだという人もいらっしゃるんです。ですから、もっとこれが全部マッチングするようなことは、今おっしゃるとおりですので、もうちょっと、民間の皆さんがそれだけのことであるならば、先ほどの宿のほうでの紹介も含めて、もう少しやっぱり我々行政のほうも真剣になって、そういうサービスができる研修というか人材養成もする必要があるということはおっしゃるとおりですね。これは、こういったことについてできるところから進めていかなければと改めて感じておりますので、そういうことを進めることによって、少しでもおいでになる皆さんがリピーターになってまた重ねていただけるような、そういう形をやっぱりとっていかざるを得ないんじゃないかなと思っています。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) よろしくお願いしたいと思います。 それで、私もこの質問の内容を、金曜日の日、初日終わってうちで書いていましたら、ちょうどおもしろい放送があったわけなんですけれども、NHKの「金曜eye」、ごらんになった方はたくさんおられると思うんですけれども、それ全部をまねすることはできないとは思います。地理的要件、気候、地域性、社会的環境、行政施設の志向等々、いろいろあるかもしれませんけれども、やはりあの番組では、我々が見て検証しながら、我が町と照らし合わせて何かできることが一つ見つけられるんじゃないかなと思った次第ですけれども、町長もごらんになったと思いますけれども、いかが感じましたでしょうか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 私もいろいろ、テレビのみならずそういったものは見ておりますし、また繰り返し放送した番組なんか資料を取ったりしているわけですが、必ずしもそれが全部ではありませんけれども、自分が出かけていったところとか、そういうところでは非常に勉強になることはいっぱいあります。これをどう普及してもらうか、あるいは、私が言ったらおまえがやればいいでねえかなんていうような人もいるわけですから、そんなようなことではなかなかのれんに腕押しのような状態でも困りますので、もっとやっぱり、これはとりもなおさず若い皆さんからも積極的に取り組んでもらうような、そういうことにならないとなかなかできないのかなというふうな思いで、先般も、津川商工会の青年部の皆さんと早い忘年会をやりました。その際も、やる気を出してやれと言った。余り商店街の皆さんいないんですよね。また、そういうあれもありまして、もう既にいろんなことをやっているものですから、皆さんの考え方を今度はこっちへぶつけてもらって、それを実行に移すということもあっていいのかなというような話もしてまいりました。 いずれにいたしましても、多くの皆さんからいろんな提案をいただくものを実行していく、実行者はやはり町民でなければなりませんので、何でもかんでも行政、これも行政、あれも行政ではないんですね。それではなかなか町の活性化にはつながっていかないだろうというふうに思います。 応援、支援については積極的にやっていく、それがまた唯一大事なことではありますけれども、何といっても地域の皆さんのやる気が第一ではなかろうかなと、こういう思いでありますので、それをどう我々のほうで喚起していくかということも大きな課題ではないかなと思います。皆さんとともにそういう取り組みを、前へ進むようにしていくというのが私のほうの考え方でないかなと、こう認識をいたしているところであります。 ○議長(猪俣誠一君) 1番、斎藤栄君。 ◆1番(斎藤栄君) 町長、後におっしゃったとおり、行政だけではなくて、我々自身、それから町に住んでおられる方々が総力を挙げて、自分自身前向きに事を起こさないと、行政主導だけでは一遍によくならないんじゃないかなと思いますし、また今後も町内挙げて事を進めていかなければ、こういう人口減少の問題というのはなかなかなくならないというふうに感じていました。 また、いろんな面でよいアイデアを出しながら町等と人口問題に取り組んでいければというふうに考えておりますので、その際はまたよろしくお願いしたいとします。本当にありがとうございました。これで質問を終わります。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、1番、斎藤栄君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △斎藤秀雄君 ○議長(猪俣誠一君) 次に、8番、斎藤秀雄君。          〔8番 斎藤秀雄君登壇〕 ◆8番(斎藤秀雄君) 私の質問は3点あります。 阿賀町の医療の今後と、それから土木関係で河川のしゅんせつ、それと阿賀町の教育に、ということで、3点質問させていただきます。 阿賀町の医療については、医療体制は県立病院を中心に町診療所医師との連携により、他の町村から見れば恵まれているというふうに私は思っています。しかし、県立津川病院の老朽化は著しい状況です。今、今年の秋口からです。外装の修理を行っているところであります。このような外装の修理ではなく、私は早急な改築を望むという点から、町としてどのように取り組んでいるのかと、合わせて3項目伺わせていただきます。 1点目が、医療環境の整備を、町と県の連携の中でどのように考えているのかを伺います。また、そこで働いている若い看護師の皆さんが、どのようにスキルアップをしながら自分の、看護師となったときのモチベーションのアップを図っているのかなというところを伺いたいと思います。 それから、阿賀町の病診連携、他に類を見ない強力なバックアップ体制の中で、新潟大学等とあわせて環境づくりをしています。その中心になられてきた先生が阿部先生であります。今回、この後の条例の中で、阿部先生をまた名誉町民と、そして小川先生もあわせて名誉町民というふうな形の中で、検証しようというふうな提案がされています。もっと早い時期にやってもよかったのかなというふうに私どもは思っているところでありますが、この点を踏まえて町民にもっとアピールしてほしいなというふうに思っているところです。これが当たり前に感じているのが阿賀町町民であります。やはり、阿賀町町民は、この病診連携によりすばらしい医療環境にいるんだというところをアピールしてほしいというふうに思っています。それが、あえて他の病院に皆さんがかかるのではなく、私も含めてこの県立病院存続、町立診療所の存続に向けた強力なバックアップ体制になるというふうに思うからであります。 次に、河川しゅんせつについて伺います。 私が出した常浪川は、完全に、今、皆さんのお手元になっている字とは違う、さんずいに良の字を私は出したんですが、議会の変換の中でちょっと変わっているのが数あるので、ここはあえてそのままにしておきますが、事務局には注意しておきますが、出したものと違う場合にはやはり訂正をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 阿賀野川と常浪川の河川しゅんせつについてお聞きします。 平成20年9月、私どもの先輩議員であります薄議員が、狐の嫁入り屋敷の下、夢河戸付近のしゅんせつ、これをしてほしいという話がありました。これは何かといえば、水害の危険除去からであります。これが一向に県のほうは、どのようにお聞きしたのかわかりませんが、進みません。狐の嫁入り屋敷の下の夢河戸は、狐の嫁入り行列に合ったまちづくりということの観点から、県の工事であの夢河戸をやったところであります。自分たちがつくった宝物を眠らせておく、これをいかがなものかと考え、町としての考えを伺うところでございます。 あわせて、県立漕艇場内のしゅんせつを要望する考えはあるのかということであります。これは9月の一般質問でもお聞きしています。災害防除の観点から検討してくださいということでありましたが、そのときの答弁は、今現在やる気がないというふうに県のほうは答弁しているようにお聞きしました。 しかし、その後の状況を考えていったときに、大牧から角島間の災害防除、これは国道のかさ上げができないという状況でありますが、まだまだ今、国道なんです。国道のうちに手当てをしてもらわなければ、県も町も手が出ません。この点を考え、もう少し熱意を持って対応していただきたいということであります。 2点目が、県道西津川線の赤岩橋のかけかえ、これも考えがないということでありましたが、私は県土木に行って次長さんとちょっと話をしたときに、災害が起きたら代替道路を考えていますということでありました。どこですかと。西赤岩線ということでありました。私も言われて走らせてみましたが、ひとりでは怖くて走れないところであります。この点を、これは町道ですから、町でどのように管理されるのか伺いたいと思います。 3点目、大きな項目で、阿賀町の教育についてであります。阿賀黎明中・高の存続に対して、教育委員会としてどのように行動されているのか伺いたいと思います。 12月1日、県が阿賀黎明中学校の募集停止の報道をされ、困ったなというのが私の考えでした。というのは、来年度の入学生の募集の時期なんです。本来は阿賀黎明中に行こうと決めていた子供たちが迷いに迷っています。そして、ある子どもは阿賀津川中学校に行くようにしたというふうに聞いています。こんなときに、小学校6年生の、本当に子供たちの迷うような時期に発表されてことについて、私は怒りがこみ上げてきました。ましてや、ことしの1月、高校の存続の中で、新潟日報の1月20日の日に、学年1学級、これは小・中関係でありますが、1学級については統廃合を目安にするというふうな報道も文科省からありました。津川高校、阿賀黎明中・高のOBとして何とかしなければという思いが湧いたとところであります。教育委員会の今までの行動について教えていただきたいと思います。 また、三川小学校の、来期の期も季節の季ではなくて期間の期であります。来期に向けた学期制問題、どのようにされているのか伺います。 私が得た情報では、来期からは、今は2学期制でありますが、3学期制にするというふうな保護者への説明会があったということであります。2学期制のいい点の検証、悪い点の検証をされたのかどうかお聞かせください。 少子化の中、教育はすぐに成果をあらわせません。阿賀町を担う人材育成を含め、帰りたい町、将来は、教育のために出ていったとしても帰りたい町、帰ってきてこの町を盛り上げたいという気持ちを養う教育をしていただきたいということから伺います。幼保から高等教育まで、一貫性を持ったビジョンを策定しているのかどうか伺います。 以上3点、答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。          〔町長 神田敏郎君登壇〕 ◎町長(神田敏郎君) それでは、斎藤議員にお答えしてまいりますが、まず一つ目の阿賀町医療については大変評価していただいているんではないかと思いますが、まさにこれまで時間を要した、しかし医師の招聘についてはまだまだ不安点がたくさんあるわけですけれども、引き続き頑張っていきたいなというふうに思っておりますので、また、皆さんからもご協力いただきたいと思いますし、また県の地域医療を担う医師養成キャリア形成支援というのはずっとやってきているんですけれども、これは30年ぐらいになるとまたふえてくるというようなことで、これは私、27年は基幹病院の関係もあったりして、なかなか競争相手が多いなというふうに思っておりますので、この辺はこれからにかかるかなと思って、いかに心象をよくしてと思いますから、そういう点では皆さんにもぜひ心象をよくしていただきながら応援してもらわないと困るわけであります。 そんなことでありますが、お答えしてまいりますと、この阿賀町医療を支えてくださった、それこそ町民を代表してこれは、私も遅きに失したかなと思いますけれども、阿部先生、小川先生には名誉称号を贈って顕彰したいというふうに思っておりますし、先般11月には町表彰を贈らせていただきました。大変、それも一つのまた、感謝させていただいて、これからにかけていただくというような思いを感じ取らせていただきました。小川先生の奥様も子供さんもおいでになって、非常に感謝してお帰りいただけたということでは、ある意味ではほっとしたかなというふうに思っているところでございます。 この後、議案でまた皆さんからご審議いただくわけでありますけれども、よろしくご賛同いただけますよう改めてお願いを申し上げておきたいと思います。 高齢化率県内トップ、無医地区数も県内最多という状況、通院したくても患者さんが多数おられる、こういった患者さんに対する訪問診療と訪問看護の体制、いわゆる在宅医療につきましては、阿部先生や小川先生のご功績、今では県内で阿賀町は最も充実していると称されておりますけれども、この体制を維持またはさらに向上させ、住みなれた自宅で最期まで暮らせるまちづくりを進めるということは大変重要なことだろうと思っておりますし、これにはまた、前の院長でありました吉嶺先生も一枚加わって応援をして、またこの基盤をつくってくれたということも改めてつけ加えさせていただき、感謝申し上げておきたいと思っております。 津川病院、町内で唯一の入院または救急搬送先の病院でありますけれども、改築並びに機能拡充につきましては合併前からの課題でありまして、町の総合計画にも掲げ、新潟県に要望活動を継続してきたということは、私から申し上げるまでもなくご案内のとおりでありますし、議会のほうからもその改築については県の町村議長会を通じて提出していただいているというようなことでありますけれども、これは戦略も一つありますので、余り刺激をしないように、他の近隣町村の刺激をしないようにうまく取り運んでいかないとと思いまして、いろいろな機会があったわけですね。改装であったりあるいは移転というようなこともあったり、いろいろありましたけれども、これは幸い我が町から出ている県議先生もいるわけですので、こうした情報をつかみながら連携して、この整備存続を含めて、整備方も含めて情報を収集した上で津川病院の今後のあり方を進めさせていただくと、一緒になってやっていくということではないかなと思いますし、皆さんもまたそういう情報を、別な角度からまたつかむこともあろうかと思いますので、こうした情報収集を密にした上で取り組んでいかなければならないと、こう思っております。 その環境は、県立病院は、すぐお隣でも、またそのお隣でもありません。ただ、今、市民病院という形で新しくできたところもありますので、そういった意味では非常に存続要望、そして改築・新築については、慎重にしかも実現可能にするべくこれからも取り組んでいく必要があろうということでは情報交換をし続けていくということをまず一つ申し上げておきたいと思います。 医師・看護師等の、津川病院ですね。医師・看護師等の人材確保、診療科目の充実、医療機器の整備等も重要な課題でありますので、当然こうした機能強化についても、津川病院の環境整備ということにあわせて対応していかなければならないというふうに思っておりますし、周辺の状況を、新たな加茂病院の話もございますが、そういったところもよく見きわめながら取り組んでいきますので、ぜひ皆さんのご支援をお願いします。 昨年度は、津川病院についてはそんなことでありますが、私どものほうも昨年度は、内視鏡、超音波診断装置、物理療法機器などを整備するとともに、患者さんの同意がある場合は診療所で津川病院の電子カルテ情報、検査結果、投薬歴などをリアルタイムで閲覧できるシステムを整えながら対応しておりますし、現在進めております新しい取り組みとしては、9月議会で概要をご説明いたしましたけれども、内閣府に阿賀町在宅医療特区の提案を行いました。特区指定が実現した場合は、薬剤師がテレビ電話を使って在宅の患者さんとやりとりをして、薬は自宅まで届けるという全国でも珍しい取り組みを実施いたします。これにあわせて在宅医療推進センターを立ち上げるという構想も、地元医師会と協議をいたしているところであります。 次に、若手看護師のスキルアップについてでありますが、県立病院では看護師向けに各種研修や講習の機会を定期的に設けることで、資質の向上を図る取り組みを行っています。町診療所の看護師につきましては、必要最小限の人員で回していることもあって、中・長期的の専門的な研修に出すことは難しい実情でありますけれども、看護師の質は決して低いということはありません。特に、患者さんへの説明に関しては高いスキルがあり、モチベーションも高いと思っております。新しい医療知識を習得する機会に欠ける現状はございますが、今後はこれらを十分身につけていただくべく、研修計画も充実させていきたいというふうに思います。 次に、町民へのアピールでございますが、阿部先生を初めとした熱意あふれる先生方の病診連携による、出向く医療がたびたびテレビや新聞で報道されるなど、阿賀町の地域医療は高い評価を受けておりますが、これをやっぱり町民皆さんと共有していただかなければならないという思いはまさにおっしゃるとおりでありますので、こうしたPRといってはなんなんですけれども、し続けていかなければならないんではないかと。あるいは、そういった認識をより多くの皆さんに持っていただくということは何にもかえがたいものだと思っておりますし、病院・診療所とも医師がいて継続できるものでありますけれども、医師確保の難題に直面しておりまして、なかなかアピールしにくい現状でもあります。 まずは診療科目や診療時間、新たに始めた物理療法、胃カメラ検査などについてわかりやすくお知らせすることを第一としておりますが、先ほどの特区指定がなされれば、これからは全国に先駆けたものになりますので、各メディアにも情報提供し、まさにこの機会にアピールをしていきたいというふうに思っております。 広報あがに、津川病院や町診療所の連載を行うことがありましたが、互いの医師や看護師等から取り組みを紹介してもらうことも効果的だと思いますので、町民の理解が深まるようにさらに周知に徹底してまいりたいと。テレビでも阿部先生が報道されました。そういった機会をもっとふやしていくということが、町民の皆さんからの認識度を深めていただくということになるんだろうと思っております。 次に、河川しゅんせつについてでございますけれども、狐の嫁入り屋敷下の夢河戸付近のしゅんせつについては、阿賀町合併以前、今、お話のあったようなところでしょうし、和船の船着き場として利用するべく整備されたということでございますから、ここ数年の豪雨による阿賀野川、常浪川から流出している土砂の堆積によって河床が浅くなり、水深も10ないしは20センチとなっており、場所によっては陸地化している場所も見受けられます。以前から見ますと、大変これは、阿賀野川を含めて河床が浅くなっているのではないかという認識を持っているわけであります。 常浪川及び姥堂川に隣接する住民におかれましては、近年の豪雨による水害の危険度が高くなっていると感じて思っているのではと感じております。治水対策につきましては築堤や河川のしゅんせつ等の対策が必要と考えますが、この地区では築堤が難しいことから、河川の流下能力を確保するためのしゅんせつは最も有効ではないかということでありますので、河川管理である新潟県には、防災のためのしゅんせつをまた強く要望してまいりたいというふうに思いますし、河川計画の中で取り組んでいる中でも、環境整備というものは十分ひとつ考えてもらう必要があるなとは私も思います。 また、漕艇場内のしゅんせつ要望でありますが、大牧区、角島区の間につきましては、平成23年及び27年、国道49号が一部冠水し、住民生活に大きな影響を与えたことはご案内のとおりであります。この区間においては、通常時は揚川ダム上流で貯水を行っておりますが、洪水時には川底が浅くなっているため、道路が冠水する状態となります。町の安心・安全な生活路線を確保するためには、しゅんせつにより流下能力を増すことは治水対策として必要ということは、いわずもがなであります。この区間は、県立漕艇場でもあるわけですから、安定したコース確保のため河床を下げること、これはむしろ斎藤議員のほうがよく知っている話でしょうし、これは県当局もさることながら、東北電力にも一枚かんでもらおうということが大きな課題だなとは思いますので、この辺はまた実行してまいりたいなというふうに思います。その際はまた、皆さんからの、ぜひひとつご支援をいただければありがたいというふうに思います。 あそこの船着き場というのは、一遍、揚川ダム上流から、一昨年ですか、試運転というか試行で船をやったわけですが、非常に天気が悪かったのであれですけれども、天気さえよければこんなに利用のあるところはないんではないかと。もう一つは、狐の嫁入りの行列の中の一環として活用もできないかということも含めて、私もそんな思いをしております。しゅんせつについては、ぜひひとつご協力いただければなと、こんなふうに思います。 赤岩橋につきましては、平成16年及び23年に阿賀野川の水害時に冠水いたしておりまして、今後の対策等については県に確認しましたところ、橋梁長寿命化対策の調査によって優先順位を決めて対応していくということでありますから、冠水に対する具体的な対策については9月議会で申し上げたところであります。この路線は赤岩地区の生活路線でもありますし、必要性は十分認識しておりますので、水害時における区の孤立を防ぐためにも、また迂回道路ということも今おっしゃったようでありますが、今後水害時おける緊急的な迂回路を検討していく上でも、この辺は赤岩区及び関係各位と検討しながら、実現へ向けて強力にやっていく必要があるんじゃないか、訴えていく必要があるなというふうに思っておりますので、この点についてもまた皆さん方からご支援をいただきたいというふうに思っているところであります。 3点目の教育についてでございますが、まさにおっしゃるとおりで、心配しているところでありますけれども、これは教育長から答弁をいたさせますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 清野一男教育長。          〔教育長 清野一男登壇〕 ◎教育長(清野一男君) それでは、阿賀町の教育について私のほうから答弁をさせていただきます。 最初に、阿賀黎明中・高校の存続について教育委員会としてどのように行動されているかについてお答えいたします。 教育委員会としては、次のように取り組んでまいりました。9月9日に島根県立隠岐島前高校魅力化プロジェクト等、全国で数々のプロジェクトに参画し実績があります藤岡慎二先生に講師となっていただき、教育を通じた魅力あるまちづくりの講演会を開催しました。全員で73名の参加者がありました。この講演前後から、阿賀黎明高校の校長先生、それから教頭先生と、学校存続に向けての情報交換を密に行い、高校の魅力化を検討していくことを確認しました。10月16日、県教育庁高等学校教育課と阿賀黎明中・高校の存続等の情報交換を行いました。また、現在30年度から10年間の高校再編計画の素案を策定中であるとの情報提供を受けました。11月19日、阿賀黎明高校の魅力化のために地域おこし協力隊招致事業を活用し、仮称でありますが、町塾を開設しようという取り組みを実施するために、さきに講演をいただきました藤岡先生から情報提供を受けました。12月1日に発表されました新潟県教育委員会からの県立高校の中・長期再編計画素案の発表を受けて、町内3中学校長と県立高校について意見交換を行いました。阿賀黎明高校側が阿賀津川中学校、それから三川中学校のほうへ出向き、28年度の取り組みについて説明するということになりました。実際には、阿賀津川中学校の3年生全員、それから三川中学校は1年生から3年生までが全員、阿賀黎明高校の説明を受けたということであります。12月4日の第2回総合教育会議で、阿賀町教育の大綱を審議し決定されました。この大綱の取り組みの柱の一番最初、1番目が、高・中・小の再編問題に取り組む中で、魅力ある学校づくり、町立中学校と県立高校の連携を進めていくこととしました。これから取り組んでいくことになります。 先ほど、斎藤議員さんのほうから阿賀黎明中学校のことで、受験を考えていた子供が阿賀津川中学校に乗りかえたという話もありますが、12月初めに社会教育課の研修会がありまして、その席で、阿賀町の教育の大綱について、各学校の校長先生がおるところでそれを発表させていただきました。それを受けて、各学校の校長先生が学校に戻って担任のほうから阿賀黎明高校を受験する予定の子供一人一人に確かめたというふうに私はお聞きしています。斎藤議員さんのほうからお聞きして初めてそういう子がいるんだなというのはわかったんですけれども、各学校、二、三しか私は確認していないんですけれども、それでも自分は黎明高校に行くという子が大半というか、大体その流れでいる。ただ何人かは受験先を変えるというような話はお聞きしていました。 県がどのような過程でこれを12月1日に記者会見したのかは私もよくわかりませんけれども、例えばという話で恐縮ですが、もしこれが願書を出した後ということになれば、かえって私は問題があったのかなというふうに思います。やっぱり子供たちが選択する前に出して、子供たちが自分で選択していったという形のほうがより望ましいのかなとは思いますが、ただ県がどのように考えておったかについては私のほうでは存じ上げません。 続いて、三川小・中学校の来期に向けた学期制問題をどのようにされているのかということですが、お答えします。 2学期制から3学期制へ移行への経緯について最初にお話をさせていただきますが、一番最初に話が出たのは、平成25年12月に三川中学校と三川小学校の校長さん同士が、小・中連携推進の協議の中で3学期制が2学期制と比較して学習環境や各種活動等においてメリットがあるのではということで意見が一致したそうです。それで3学期制について検討していこうというふうに話がまとまったということです。 それから、26年4月に小・中のPTAの役員及び学校評議員への説明を行いました。ここの中で、全員が賛成したというのでなくて、今までの経緯もあるので、じっくり考えてみる必要があるんじゃないかという方と反対という方とおられたそうです。それで、26年11月に小・中合同で保護者へのアンケート調査を実施しました。平成26年12月、小・中学校だよりでアンケート調査結果と今後の予定等について掲載し、保護者に周知しました。 先ほどお話ししましたPTAの役員会、アンケート、それからアンケート結果の説明等、ここの中で2学期制と3学期制のメリット・デメリットについて十分検討されていると思いますし、そのような文書が保護者のほうにも配布されております。ですから検討しているというふうに考えていますが、よろしくお願いします。 平成27年4月に三川小学校の校長が転出しましたので、新しい校長と三川中学の校長でもう一度3学期制への移行について話をしたそうですが、ここで合意をしたということになります。 それから、11月28日に小・中合同授業参観日の中で保護者説明会を開催し、28年4月から2学期制から3学期制へ移行する旨の報告があり、保護者の方からは承認されたとのことでありました。今後は、教育委員会でその報告をさせていただいて、最終的に結論を出したいというふうに考えております。 それから、3つ目の幼・保から高等教育まで一貫性を持ったビジョンを策定してはどうかについてお答えします。 12月4日の第2回総合教育会議で阿賀町教育の大綱を審議し決定されましたが、この大綱の柱2番目のところで、阿賀町15年教育を推進するということとしましたので、まず最初に組織づくりを各関係課とか各機関と協議検討し、それから組織がある程度、めどがつく段階かできた段階なのかと思いますが、保・小・中・高への一貫した支援等のビジョン、内容について検討していくというような流れを想定しております。まだこれからというところであるので、はっきりしたところは言えません。今のところそのように予定しております。 以上がお答えです。よろしくお願いをいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 時間がないので、手短に答弁願います。 まず、阿賀町医療に関しては、町長が述べたとおりに、加茂病院の例があるので余り事を荒立てないといいますか、騒がずにじっくりしていこうというふうには思ってはいるんですけれども、やはり病院の状況を見ていくと、もう少し私ども阿賀町が病診連携をやっている以上は、もうちょっと突っ込んだ話をしてもいいのかなというふうに私は感じたところがあったので、ここであえて聞かせてもらいたいんですが、医療体制、昨年、県立病院の原院長さんに来ていただいて、総文社厚常任委員会で研修をさせてもらったときに、入院患者をふやせば収益は上がるんだけれども、阿賀町の場合は逆に在宅医療を中心にいきたいと。それで、病診連携を密にして対応したいということの思いから研修医をふやして、そしてこの阿賀町から研修医を育てて地域医療に貢献させたいんだというのが原院長の思い、そして前の吉嶺院長もそうであったように、阿部先生も含めて、それから小川先生もそうであったように、やはり阿賀町の場合は在宅医療の、先ほど町長は特区を申請しているということでありますので、その特区がぜひともなるように、私ども議会にもっと情報を出していただければなというふうに思っていたんですが、特区の話は今ここで皆さんに初めて聞かせてもらったので、ちょっと特区についてわかる範囲で、いつごろ話が出るのかだけ聞かせていただければと思います。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 特区の話は9月のときだったか、つけ足しみたいにしましたよね。こういうことで申請をしていますということで。これは今、私のほうから間違って答弁すると悪いから、担当課でも後でやりますが、この病診連携については、病院局長も非常に評価してくれていますので、これはあえて進めていきたいと。これは、原院長もその辺のところはわかるんでしょうけれども、その辺は私にお任せください。 それともう一つ、研修医については、こんなにいっぱい来ているところはないんです。そのたびごとに町へ挨拶に来るのもありません。私は前にもお話し申し上げたとおり、せっかくあなた方はこうやって、長い人は1カ月ぐらいおりますし、短い人は1週間ぐらいで帰る人もいるんですね。来るたびに3人ないしは4人、あるいは1人のときもあります。もうこれずっと続いております。そのたびごとに町のよさとかそういうようなことを聞いたり、またこっちから説明したり、最後にはみんなすばらしいところだと言ってくれるので、そんなところだから、あなた方研修医から本物になったときには、ぜひ地域医療に貢献して、こっちに来ればそれなりの待遇をしますよというようなことまで話をしてお帰りいただいているというのが現状であります。これはこれからも続けていく、これこそまさに先ほど申し上げました阿部先生であったり、小川先生であったり、吉嶺先生、そして何よりも今、原先生がそれを引き継いでやってくれているということにほかならないわけでありますから、今後ともそういった関係をよりよくしながら対応してまいりたいというふうに思っておりますので、ぜひ皆さん方もそういう観点から、できれば研修医というのは皆さんにもそれぞれ会っていただきたいんですが、時間がないんですよ、ほとんど。何回も来るということもあるでしょうから、たまにはそういう、皆さんにお会いできる日も設定できればなとは思います。 改めてそんなことを申し上げながら、お答えにさせていただきます。 残余の部分は課長から。 ○議長(猪俣誠一君) 神田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(神田一秋君) それでは、特区の申請の状況でございます。 具体的には、テレビ電話を各家庭に設置をしてございますので、これを活用して、町の診療所に来ている患者さんが薬をもらっていく、ここに非常に難点がございますので、テレビ電話での投薬指導を認めていただくと、そして薬を自宅まで届けると、これを具体的に国のほうに提案をしてございます。これについては、12月4日に私ども内閣府から呼ばれまして、ヒアリングを受けてございます。 なお、今、この内容については国家戦略特区内であれば既に認められた内容でございますので、そのときにいただいたご指導では、むしろ厚労省のほうに直接出向いた中で、もう少し具体的な動きも効果的かなというふうなところでの指導も受けておりますので、これは阿賀町と五泉東蒲原地区医師会の連盟で提案をしてございますので、今後は医師会の先生にもお願いした中で厚労省への説明を含めながら活動していくというところにしてございます。 以上でございます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) それでは、阿賀町医療は本当に進んでいるというところは、私どももいろんなところに視察研修、医療関係を含めてやってきているので、特区のほうに関しては、早い段階でなるようなことを期待したいというふうに思います。 それでは、次にしゅんせつについて伺います。 嫁入り屋敷の下の夢河戸、これは平成20年6月に、前の町議員でありました薄厳弥さんから何度もこの話はさせてもらったんです。というのは、あそこの土砂がたまるたびに、姥堂川の水位がバックウオーターで上昇、そして常浪川の水がはけていかないために、阿賀野川の出水とあわせてはけていかないために増水ということで、城山公園、あわせて民家、夢河戸付近にあります裏通りの住居に必ず浸水するんです。床下浸水が必ず起きると。この状況を踏まえたときに、早く何とかあそこをしてもらいたいという点とあわせて、先ほど町長から答弁もあったように、観光資源になる施設だというふうに私は思っているところでありますので、この点、また、それこそこれは県でやった施設、県の管理下でありますので、町と地元選出の県議と連携をとって、狐の嫁入りのはっぴばかり着て歩くのではなくて、これを有効に使っていただきたいなというふうに思うから質問させてもらっていますので、再度、状況としてはどうなのかということだけ簡単にお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 改めて、今、ほかのほうで、出先も集中してきたものですから、23年水害以来ですね。そういうところもあります。今まさしく県議と一緒になってということもございますので、その辺はまた一生懸命、改めてこの実情を訴えていきたいというふうに思いますし、それこそ20年来からのことでなおさら、私もうっかりしていますが、実現に向けて、これは関係議員の皆さんからも協力してもらわないとなかなかできませんから、ひとつよろしくお願いします。そういうことで取り組んでいきます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) もう一つは、先日の一般質問で小池議員が下流域の堤防の話をされました。下流域の堤防の揚川ダムの放水がなぜ多くなるか。上流の貯水量が不足するんですよ。不足のために、早く水を出さなければ、大量の水を出すという状況、悪循環を踏まえているので、これは町長が先ほど答弁で、東北電力に強く要望するということでありますので、あれは治水ダムではありませんので、自分のダムを守るため発電量の確保のためにどうしても放水量を多くしないとダムが危険状態になるから、下流域の皆さんに不安を与えていると。 そして、阿賀野川河川整備計画が1年ちょっととまっていますよね。ここに問題があるということと、それから、上流地域の我々が要望している計画と県が計画している要綱、それと国が策定している要綱、違いがあるんですよ。この点をやはり我々も認識を一つにしてしっかりと要望していきたいというふうに思いますので、情報提供だけは、こんな状況で今、河川整備計画があるんだと。とまったままで1年たっているんですよ。昨年の3月でとまったままなんです。時は進んで、また水害の危機に先般なったわけでありますので、この辺、情報提供だけひとつよろしくお願いしたいんですがいかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 神田町長。 ◎町長(神田敏郎君) 下流の、小池議員にお答えした部分については、それはそれなりにまた進めていきますが、これを含めて、今の状況というのはなかなかやっぱり、水が出たときでないと把握できないというのも一つあるのかなと思いますけれども、そのたびごとに国会議員の皆さんにも来ていただいているわけですので、この辺を改めて認識を強めて、これは県へ先に通してやっていなかいとだめでしょうし、それから北陸整備局、今の局長は河川出ですから非常に理解もしてもらっているんですね。そういうことでは、話はひとつ維持していきたいな、実現に向けて強力にやっていきたいなと思いますので、これは県のほうははっぴの先生に頼みますし、それ以外のところは私で十分できますから、やりましょうと思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) それでは、県議一人では何もできないはずなんで、町長が一生懸命動いてくれているのは事実聞いていますので、国の地方整備局長さん、河川上がりでありますので、中身もこの地域のことをよくわかっているのであえて言いませんが、しっかりと対応していただきたいというふうに思っています。 あわせて49号線、まだ国道のままでありますので、国の管理下でありますので、これについては災害防除を必ず、起きたらすぐやるということで、よろしく要請をお願いしたいと思います。 続いて、県道西津川線については、私は自分で動いた経緯もあるので、先ほども言ったように、赤岩橋のかけかえについてはいろいろ問題があって、迂回路の点だけはちょっと検討するということでありましたので、建設課長には県とよく打ち合わせをして、町道でありますが、迂回路になり得るような町道管理をお願いしたいということで、話をさせて終わらせていただきます。 阿賀町の教育についてお願いします。 これは先ほど教育長が答弁されましたので、教育委員会の行動については、島前高校の藤岡先生を呼んで研修会をやられて、私この日はちょっと自分なりに出られなかったので、マイナンバー制の説明会があったりで急遽になって出られなかったので、話がよくわからないんですけれども、著書を見せてもらいましたら、それなりの動き、やはり強い思いがないと高校の改革もできないというのがあると思います。阿賀黎明中の校長さん方といろんな会合で会う機会があって話をするんですが、石井教頭先生はすごい熱意を持っているみたいですけれども、校長先生に熱意がないなと、私は自分で、自分の感じなので申しわけないんですけれども、そういうふうに思うので、やはり教育長のほうからいろんな会議、そして町長のところには校長先生方もいろいろ来られると思うので、もっと何とかせいというふうな話をしていただきたいなというふうに思っています。 それと地域おこし、私はセミナーハウスを寄宿舎にせいという話を何回もしてきたんですが、やはり、そういうあいている校舎を有効活用することによって、阿賀津川中、阿賀三川中学校との教育の一貫性が、県立高校を中心にした対応がとれるんではないかなと思っています。 ICT、インターネットを使いながらいろんな教育ができるというふうに思っているんですが、その点について、高校の教員を使いながら、阿賀町の町立の中学生に教えるということは可能ですか、不可能ですか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野一男教育長。 ◎教育長(清野一男君) 今の段階ではっきりしたことは言えないんですけれども、この間、県の高校教育課の方とお話をさせていただいたときに、町立の中学校と今まで中・高でやってきた高校側と連携していくことが大事という話でした。今まで実績があるわけで、その実績を生かしていくことが大事というふうなお話だったと思うんですが、具体的にはイメージが描きにくいところもあるし、ちょっと発言は控えなければだめなところもあるのであれなんですけれども、十分可能だし、そうしていかないと魅力ある高校になっていかないのでないかというふうには思っております。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 高校の魅力化をしないと生き残れないというふうに私は思っているので、やはり高校に生徒を集めるには、小・中から一貫して、先ほど15年教育がありますけれども、その中でいかないとうまくないなというふうに自分なりに思っているので、これからの教育行政についてはそういうふうにしていただきたいなというふうに思うので、あえて深追いはしませんので、よろしくお願いします。 それで、次に、三川小・中の2学期制から3学期制に変えるという状況なんですけれども、2学期制にするときも突然だったんです。こういういきさつがあって、保護者の皆さんからは、決められたことには従う、反発しがたいんだというふうな話があって、よかった点、悪かった点をアンケートをどうのこうの言われても書きようがないと。皆さんのほうでどうだったのかということを私は聞きたかったんです。 教育行政側として、今現在の2学期制がよかったのか、それとも2学期制を10年間やってみたけれども、こうだったから3学期制に変えたというふうな説明が欲しかったというのが保護者さんからはあったんです。決まったことに対しては有無もないというのが保護者の皆さんの意見であった。その点についてはいかがですか。 ○議長(猪俣誠一君) 清野教育長。 ◎教育長(清野一男君) 質問の内容がちょっとファジーで頭があれなんですが、何についてお答えすればいいのか、教育委員会側の考えをお話しすればよろしいということですか。          〔「はい」と言う人あり〕 ◎教育長(清野一男君) 私も3年ちょっと抜けているところもありますので、今までの知っている限りで考えていきますと、なぜ2学期制が出てきたかというそもそもの問題があるわけで、授業時数が、指導内容が大変ふえて、このままでは現場の先生たちが子供たちに教える時間がないというようなことが議論の始まりだったと思うんですが、そうしたら夏休みを短くする、それから、それだけでも足りないからどこかで時間を見出さなければだめということで、今3学期やっていると通知表を3回出すような形、それから学期末になると短縮の時間が何時間か持たれるということなんですね。それで工夫した結果、2学期制にしてしまえば、1回通知表を出さなくていいでしょうと。それから、学期末と学期初めのいろいろな時間短縮の時間がなくなるので、直前まで授業ができて、それからすぐ入っていけるということだったんですが、三川小・中の保護者、それから学校側の考え等を見てみますと、三川小・中だけが2学期制でほかの学校がみんな3学期制なんです。五泉とかも大体3学期制になっていまして、大会とか行事とかがずれてくるわけです。そうすると、なかなか乗り切れなくて大変な部分が出てきたというようなところが一番大きな原因なのでないかなというふうに思っています。 教育委員会としてどうかということなんですが、一概に2学期制がいい、3学期制がいいとは言えないんですけれども、それぞれいいところ、悪いところは当然あると思うんですけれども、私たち教育委員会としては、学校現場のほうから、2年ぐらいかけてアンケートもとって保護者と話し合いをした上で、保護者が納得した形で3学期制に変えたいということであれば、これから教育委員会を開いて最終的な検討をしていきますけれども、やっぱりそれを尊重していくのが教育委員会の立場でないかなというふうに考えています。 お答えになっているかどうかわかりませんが、そのように考えておりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) 学校側から言われたら保護者は納得するんですよ。こうだったから、こういうデメリットがあるから2学期制から3学期制に変えるんだというふうな具体的な事例の提示がなかったということ。そうされないと、やはりなれ親しんできたといっても10年たつと子供たちも入れかわっているわけですよ。保護者も入れかわっているんですよ。2学期制だというふうにずっと思っていたのに3学期制に変わる、来年から変わりますよと、来年に変わったら何がメリットあってというような感覚もある。その点だけ、情報だけ提供願いたいと思います。 それとあわせて、今、部活の関係、大会の関係があったんですが、先般、教育長は462回の回数のマイクロバスの利用状況の中で、予算の範囲内で十分間に合っているという話なんですが、先日聞いたら、各クラブ活動に割り振られた回数があって、それを消化し切っていると追加請求できないという先生方がいらっしゃったんですが、その点については聞いていますか。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部学校教育課長。端的にお願いします。 ◎学校教育課長(阿部誠二君) その件は、ことしは私聞いていないですけれども、去年も若干そういうような経緯がありました。最終的に、当初予算があって、補正でも対応できないというようなことで、当初の計画をまた出してもらった中での動きで捉えていたもので、ちょっと予算的に足りなかったので、ちょっと控えてくれないかというようなことで去年は対応した経緯があります。 以上でございます。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 時間に…… ◆8番(斎藤秀雄君) はい。 子供たちのために、町長は予算いとわないという答弁をしているんですよ。だからその辺を、タイミングがあると思うんですけれども、枠があるんですよ。ところが、使い切っていない部活もあるんですよ。その運用をやはり学校教育課のほうで学校側にちょっと指導していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 阿部学校教育課長。 ◎学校教育課長(阿部誠二君) 今ほどのご意見を尊重しまして、いろいろやりくりしながら、また予算のタイミングもございますので、こっちのほうからまだ経費足りないかというようなことも情報発信をしながら、部活動には協力してまいりたいということで思っています。 よろしくお願いします。 ○議長(猪俣誠一君) 8番、斎藤秀雄君。 ◆8番(斎藤秀雄君) あと足りない部分は、総文社厚常任委員会を開催して協議したいと思いますので、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。 ○議長(猪俣誠一君) 以上で、8番、斎藤秀雄君の一般質問を終わります。 これで一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(猪俣誠一君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 これで本日の会議を閉じます。 本日はこれにて散会とします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後3時00分...